格闘技イベント「RIZIN」で活躍する格闘家の朝倉未来が29日に投稿した動画「暴走族の集会に突撃してみた」が話題になっている。今回の映像では群馬の暴走族を朝倉とBreakingDownにも出場している萩原裕介が訪問した。

　アウトローから更生しなりあがった2人。朝倉は会社を数十社、萩原は年商30億円の会社を経営している。今回の企画では世にも珍しい暴走族の集会を訪問し、更生をうながしていった。

　映像では15歳の少年が喫煙しているシーンも。朝倉と萩原は真っ先に注意をしたが本人は「暴走族なんで関係ないっす」と反抗した。

　萩原は暴走族との対話のなかで「本当は心の中で『違うやりたいことあるんだよな』とか思ってる子いるんじゃないの？」と質問。すると暴走族のひとりはヤンキー漫画『東京リベンジャーズ』の名言にかけて「そんなやついるん？　気合い入ってないやつ……いねぇよなぁ！」と返し、現場を静まり返らせていた。

　犯罪自慢をする暴走族のメンバーの中には複雑な家庭環境の少年も。「疲れたね、いろいろ。学校だったり親だったり。やってらんないね。親父は離婚してどこか行ったし、オカンは帰ってこねぇし」と吐露していた。

　萩原は他のメンバーに対し「子どもとかできたらどうするの？　お父さん特攻服でブンブンやってたら子どももね……」と語りかけるも少年たちは意地をはっていた。

　ひとしきり話をした後、萩原は「いま僕たちの言葉入ってこないでしょ」とひとこと。これに朝倉「たぶん入ってこないと思うけど、どこか心のどこかに残しておいてもらって、いつか考え変わった時に頑張ってほしいと思うけどね」と続いた。

　最後に萩原は「年が若いからね。20歳過ぎればちょっとみんな違うんじゃないのみたいなの気づくからね。時間が解決するしかないし。リアルだね。誰も言うこと聞かない（笑）。親のこととかちょっとうるっときたんだよね。“お母さん家にいないから”とか。そりゃ（暴走族に）なるわって思った。きっかけがあれば違う方向行くと思うんだよね」と語っていた。