杉野遥亮が過酷な減量に挑戦 NHK BS8Kドラマで主演「生きづらさを表現できることにワクワク」
俳優の杉野遥亮が、3月22日に放送されるNHK BS8K特集ドラマ『永遠についての証明』(午後8時30分)で主演を務めることが30日、発表された。同時に竜星涼、関水渚の2人が出演することも分かった。
原作は、第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞した傑作小説
俳優の杉野遥亮が、3月22日に放送されるNHK BS8K特集ドラマ『永遠についての証明』(午後8時30分)で主演を務めることが30日、発表された。同時に竜星涼、関水渚の2人が出演することも分かった。
原作は、小説家・岩井圭也氏のデビュー作。圧倒的筆致で天才の青春を描き、第9回野性時代フロンティア文学賞(現、小説 野性時代 新人賞)を受賞した傑作小説を映像化する。
天才的な数学の才能を誇る三ツ矢瞭司(18)は、協明大学数学科に特別推薦生として入学する。そこで出会ったのは、同じく数学に秀でた熊沢勇一(18)と斎藤佐那(18)。3人は、数学という共通の情熱を胸に、難解な証明に挑戦しながら友情を築いていく。それは幼い頃から天才ゆえに孤独を感じ、誰とも心を通わせることができなかった暸司にとって、初めて他者と数学の喜びを分かち合える瞬間だった。
しかし、暸司の圧倒的な才能が次第に思わぬ影響を周囲に与え、複雑な感情の波を引き起こす。熊沢は暸司に対する嫉妬を乗り越えようと別の数学理論に挑むことを決意し、佐那は数学以外の道を模索。次第にバラバラになっていく3人の関係を受け入れられない暸司は、数学だけを拠り所に、未解決の難問「コラッツ予想」に挑む。だがその挑戦の先に待ち受けていたのは、誰も予想しなかった衝撃的な結末だった。
主演は、集中的に減量し、過酷な役作りに挑んだ杉野。相対するのは大河ドラマ『光る君へ』にも出演した竜星。天才・暸司を演じる杉野と、秀才・熊沢を演じる竜星は本作で初共演を果たす。
さらに杉野と共に大河ドラマ『どうする家康』に出演した関水の出演も決定。若き数学者たちの葛藤と選択が想定外の結末を招く究極の青春ドラマがここに誕生する。
竜星涼「こんなにも心が痛くなったのは久しぶり」
以下、出演する3人のコメント全文。
○杉野遥亮
「三ツ矢瞭司を演じます杉野遥亮です。これを書いている今はまだクランクイン前で、瞭司の苦悩や喜びや葛藤というものをどう表現していこうかと試行錯誤していますが、オファーをいただいた時に瞭司の生きづらさを表現できることにワクワクしました。胸に残る作品をみんなで作れますように。よろしくお願いいたします」
○竜星涼
「はじめて原作の小説を読んだ時、文字に心の中の燃えたぎる情熱のようなものが乗っかっていて、こんなにも心が痛くなったのは久しぶりでした。夢や嫉妬、孤独や劣等感など、それぞれの想いが交差して生まれた葛藤がとても美しくも儚い青春そのものでした。数学を愛し、翻弄されていく人間たちの甘酸っぱい青春を体現したいと思います。ぜひお楽しみに!」
○関水渚
「10代の純粋さと真っ直ぐさがそのまま爽やかに描かれた作品で、あっという間に台本を読み終えました。私が演じる佐那は、人の成功や幸せを嘘偽りなく素直に喜ぶことができて、『人は人、自分は自分』と受け入れることができる人です。自分の中にあった10代の頃の不器用さと真っ直ぐさを大切にしながら演じたいと思います。久々の青春の日々を先輩方と一緒に楽しく演じたいと思います!」