元NHKの岩田明子氏、フジ会見の一部記者に苦言「質問が演説に…腕をもう少し磨くべき」
元NHKでジャーナリストの岩田明子氏が28日、関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に出演。番組では27日に制限を設けずに行われ、終了までに約10時間30分を要したフジテレビの“やり直し会見”について取り上げた。引退した元タレント・中居正広さんと女性のトラブルに社員が関与したと報じられたフジの港浩一社長が17日に行った会見が動画撮影が禁止されるなど閉鎖的だと批判を浴びていた。
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答え続けたフジの姿勢を評価も「どうしても質問がかぶる部分が」
元NHKでジャーナリストの岩田明子氏が28日、関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に出演。番組では27日に制限を設けずに行われ、終了までに約10時間30分を要したフジテレビの“やり直し会見”について取り上げた。引退した元タレント・中居正広さんと女性のトラブルに社員が関与したと報じられたフジの港浩一社長が17日に行った会見が動画撮影が禁止されるなど閉鎖的だと批判を浴びていた。
191媒体、437人が出席した会見は午後4時の開始から日付をまたいで午前2時30分まで続いた。冒頭で登壇者4人のうち、フジテレビ・嘉納修治会長と港社長の退任、清水賢治新社長が発表され、最後の質疑応答が終わるまでに10時間以上が経過した。
異例の長時間で、途中で紛糾する場面もあった会見について、岩田氏は「時間の区切りを決めずに、最後まで聞き続けるというところは良かったんですけども。ただ、女性と中居さんのところについては、はっきりとズバッと言えないところもあって、どうしても質問がかぶる部分が(あり)、そこで時間を要するところもあったと思うんですね」と見解を披露。
一方で取材側に対し「それに加えて、最近の傾向なんですけれども、記者会見での質問がちょっと演説になってしまったり。一人でも多くの人が質問をできる環境にするのも私たち記者の役割というか、お互いにできるだけ多くの答弁を引き出そうというのが記者の仕事だと思うので。もうちょっと質問を修練させていって、“追い詰めていく”っていうんですかね。短い質問で(完結させる)腕をもう少し磨くべきっていうところも感じました」と苦言を呈した。
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