中村獅童、初こんぴら歌舞伎の楽しみは「うどん」 8度目参加の中村萬壽はボーリング大会優勝を回顧

歌舞伎俳優の中村獅童、中村萬壽、中村時蔵、中村萬太郎が27日、都内で行われた第三十八回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の製作発表記者会見に出席。香川県琴平町での思い出や過ごし方を語った。

会見に参加した中村獅童(左)と中村萬壽【写真:ENCOUNT編集部】
会見に参加した中村獅童(左)と中村萬壽【写真:ENCOUNT編集部】

獅童、“小川家”の地方公演に喜び「初めて。なかなかの大人数」

 歌舞伎俳優の中村獅童、中村萬壽、中村時蔵、中村萬太郎が27日、都内で行われた第三十八回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の製作発表記者会見に出席。香川県琴平町での思い出や過ごし方を語った。

 四国こんぴら歌舞伎は、琴平町にある日本最古の芝居小屋「金丸座(旧金毘羅大芝居)」で、1985年から上演されている公演。金丸座は天保6年(1835年)に建立され、1970年に国の重要文化財の指定を受けた。さらに76年に保存のための復元再興がなされ、現在地に移転。2021年には耐震補強工事(令和の大改修)が行われ、安全基準を満たす劇場として生まれ変わった。

 こんぴら歌舞伎初参加となる獅童は琴平町での過ごし方を聞かれ、「うどんですか?」と四国の名物・讃岐うどんに触れ、「僕は初めてなので、いろんなところや、うどん以外にもたぶんいろいろおいしいものもあると思うので、楽しみにしております」と語った。今回で8回目の出演となる萬壽は、「行くたびにちょっとお店が変わったりしてまして」と歴史を振り返り、「焼き肉屋のおいしいところがあります。あと、“こんぴらさん(金毘羅宮)”をちょっと上の方に行ったところに資生堂パーラーがありまして。毎日ホテルで出されるお料理に飽きてくると、そこへ食べに行ったりしております」と述べた。また、「昔、ボーリング場もあったけど、無くなったんですよね。ボーリング大会をやったんですよ。(公演は)午後6時頃に終わっちゃうから、ボーリング大会をやって、実は優勝したんです」と明かした。

 父の萬壽と共に10年ぶりの参加となる時蔵は、「みんな同じ旅館に泊まるんですけれど、その時に、毎日ではないですがどこかの部屋に集まってみんなで晩御飯を食べていました。以前は父の部屋に集まって、すき焼きかしゃぶしゃぶをしました。(十二代目市川)團十郎兄さんとか全員でね」と懐かしんだ。「今回は、(獅童の息子の)陽くんとなっちゃん(中村陽喜・夏幹)もいるので、みんなでワイワイ楽しめたら」と語った。

 獅童は「みんなで地方に行くのは初めてですよね?」と萬壽や時蔵に確認し、「何度か(地方公演は)行ったけど、子どもたちもいて、中村錦之助の兄さんもいて、“小川家”(※)がなかなかの大人数ですよ。小川家の大人数で地方にうかがうっていうのが初めて」と喜んだ。

※小川家=中村獅童、中村萬壽、中村時蔵、中村萬太郎、中村錦之助らは親戚で本名の名字が小川。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください