フジ会見、清水賢治新社長が登壇「ゼロからのスタート」「信頼回復なくしてフジに未来はない」
元タレント・中居正広氏と20代女性との「性的トラブル報道」を巡り、フジテレビは27日、東京・台場の同局で、「やり直し会見」を実施した。午後4時の定刻を過ぎ、港浩一前社長ら経営陣が会見場に姿を見せた。フジ・メディア・ホールディングスとフジテレビの相談役を務める日枝久氏は出席しなかった。また28日付で社長に就任する清水賢治専務も登壇した。
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フジテレビが「やり直し会見」
元タレント・中居正広氏と20代女性との「性的トラブル報道」を巡り、フジテレビは27日、東京・台場の同局で、「やり直し会見」を実施した。午後4時の定刻を過ぎ、港浩一前社長ら経営陣が会見場に姿を見せた。フジ・メディア・ホールディングスとフジテレビの相談役を務める日枝久氏は出席しなかった。また28日付で社長に就任する清水賢治専務も登壇した。
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今回のやり直し会見に出席したのは、会見の直前に社長退任を発表した港浩一氏のほか、フジテレビの嘉納修治前会長、遠藤龍之介副会長、親会社のフジ・メディア・ホールディングスの金光修社長、清水新社長の5人。フジ・メディア・ホールディングスとフジテレビの相談役を務める日枝久氏は出席しなかった。
28日付で社長に就任する清水氏は「再発防止策の徹底を決意を持って進めてまいります」とあいさつ。さらに「私達には熱意を持った素晴らしい仲間がいます。信頼回復無くしてフジテレビに未来はありません。ゼロからのスタートです」と口にした。
フジテレビを巡っては、中居正広氏のトラブルを巡り、同局社員の関与が報道され、問題化。今月17日に港社長による記者会見を実施したが、参加メディアを限定し、映像撮影もNGにしたことで「閉鎖的」との批判が噴出。大企業やスポンサーのCM撤退などが相次いでおり、経営の根幹を揺るがす事態に発展している。
一方で、87歳の日枝氏は、同局の社長、会長を歴任し、役員を40年以上務めており、グループ内で強い影響力を持っているとされている。日枝氏が公の場で説明することを求める声が強まっており、フジテレビの労働組合も日枝氏の会見参加を求めていた。日枝氏の処遇や責任の所在にも、今後の焦点になりそうだ。
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