【御上先生】刺殺事件の犯人の正体に「ド肝抜かされた」 “思い込み”に視聴者ハッ「恐怖を覚える」

俳優の松坂桃李が主演を務めるTBS系日曜劇場『御上先生』(日曜午後9時)の第2話が26日に放送された。今回はラストで明らかとなったある人物の正体に驚きの声があがっている。

御上孝を演じる松坂桃李【写真:(C)TBS】
御上孝を演じる松坂桃李【写真:(C)TBS】

教師の不倫を暴いた生徒・神崎拓斗に気づきも「ハゲワシの正体を見ようとしなかった」

 俳優の松坂桃李が主演を務めるTBS系日曜劇場『御上先生』(日曜午後9時)の第2話が26日に放送された。今回はラストで明らかとなったある人物の正体に驚きの声があがっている。

 同作は『ドラゴン桜』(2021年)、『マイファミリー』(22年)、『VIVANT』(23年)、『アンチヒーロー』(24年)など同局の「日曜劇場」で話題になった作品を担当してきた飯田和孝プロデューサーが手掛ける完全オリジナルストーリー。未来を夢見る子どもたちが、汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実と、そんな現実に一人の官僚教師と令和の高校生たちが共に立ち向かっていく、“教育のあるべき真の姿”を描く大逆転教育再生ストーリー。松坂演じる東大卒でエリート文科省官僚の御上孝(みかみ・たかし)が、新たに設立された“官僚派遣制度”によって県内トップの東大合格者を誇る私立隣徳学院に赴任し、日本の教育を変えるために現場から声をあげる。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 御上が担当する隣徳学院3年2組の生徒で報道部の神崎拓斗(奥平大兼)は、2年の時に校内新聞で教師同士の不倫を暴露。当事者だった教師・冴島悠子(常盤貴子)は解雇となったが、男性教師は系列の予備校に配属になっただけだった。御上は神崎に、冴島が夫と離婚しコンビニエンスストアで働いていることを告げる。さらに、神崎が書いた不倫記事と国家公務員試験で起きた刺殺事件がつながっているという。“本当の闇”が気になる神崎は、冴島を取材することに。

 冴島は、「話が聞きたい」という神崎に「話ってもしかして、あの子のこと?」とたずねる。質問の意味を理解していない神崎の姿を見た冴島は、「もしこれから何があっても、あなたのせいじゃないから。もう絶対に来てはダメよ」と告げた。

 それから数日後。隣徳学院にはたくさんの報道陣が詰めかけていた。マスコミは、国家公務員試験で起きた刺殺事件の犯人・真山結弦の母親が冴島であること、そして冴島が生徒の校内新聞で不倫を暴かれ退職したことを掴んでいた。神崎は自身の記事が及ぼした影響を実感しながら、冴島の「もしこれから何があっても、あなたのせいじゃないから」という言葉を思い出す。

 3年2組では神崎の校内新聞について自発的に話し合いが行われ、それぞれが意見を口にする。御上は、南アフリカの写真家ケビン・カーター氏が1993年に撮影した写真『ハゲワシと少女』と、この写真が発表された後の論争を紹介。飢餓で動くことのできない少女を狙うハゲワシを撮影したこの写真は、アフリカ・スーダンの内戦や飢餓の現状を伝え94年度のピュリツァー賞企画写真部門賞を受賞。しかし「なぜシャッターを押す前に少女を救わなかったのか」と非難が集まり、ケビン氏は自ら命を絶った。

 御上はなぜ女性教師だけが辞めさせられたのかを問う。神崎は冴島と男性教師の不倫現場でシャッターを押した瞬間を思い返しながら、「あの時の俺は、冴島先生を食おうとするハゲワシの正体を見ようとしなかった。だから、これからでも俺は絶対それを捕まえる」と語った。

 そんな中、御上は東京拘置所にいた。面会の相手は、真山結弦(堀田真由)だった。真山は「官僚でしょ。だから会った。それだけ」と語る。御上は、真山が国家公務員試験で刺殺した男性が東大法学部の3年生で将来有望だったと伝える。真山は「会場で一番いけすかない感じのヤツを殺そうって思ってたんだ。私の勘、間違ってなかった」と答えた。

 第1話の冒頭で起こった刺殺事件で、真山はフードのついたパーカーに身を包んでおり、姿が明らかになっていなかった。男性だと思われていた犯人が女性だったことから「真山が女性だったのド肝抜かされたな」「真山が女でビックリ」と驚きの声が。また「本当に思い込みって怖いな。多分視聴者のほとんどが真山弓弦は男だと思ってと思う。1話でも2話でも『息子さん』とは一言も言ってないのね」「真山弓弦って役名で勝手に男性だと信じていたし、でもよく見たら一言も男性だなんて言ってなかったし、勝手に追い込んでいた自分にむしろ恐怖を覚える…」と、我に返る視聴者も多く見られた。

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