俳優の松坂桃李が主演を務めるTBS系日曜劇場『御上先生』（日曜午後9時）の第2話が26日に放送され、放送内で新たなキャストが解禁となった。

　同作は『ドラゴン桜』（2021年）、『マイファミリー』(22年)、『VIVANT』(23年)、『アンチヒーロー』(24年)など同局の「日曜劇場」で話題になった作品を担当してきた飯田和孝プロデューサーが手掛ける完全オリジナルストーリー。未来を夢見る子どもたちが、汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実と、そんな現実に一人の官僚教師と令和の高校生たちが共に立ち向かっていく、“教育のあるべき真の姿”を描く大逆転教育再生ストーリー。松坂演じる東大卒でエリート文科省官僚の御上孝（みかみ・たかし）が、新たに設立された“官僚派遣制度”によって県内トップの東大合格者を誇る私立隣徳学院に赴任し、日本の教育を変えるために現場から声をあげる。

　第2話では、国家公務員採用総合職試験の会場で殺人事件を起こした犯人・真山弓弦（まやま・ゆづる）を、堀田真由が演じていたことが明らかに。御上が拘置所に面会へ赴き、姿があらわになった。真山は隣徳学院の元教師・冴島悠子（常盤貴子）の娘。御上が赴任する約1年前、成績優秀な生徒で報道部の神崎拓斗（奥平大兼）が、校内新聞に教師同士の不倫現場を暴露。不倫の当事者だった冴島は、事実上の解雇となった。真山が殺人を犯した真の目的に注目が集まる。

　真山演じる堀田は『アンチヒーロー』（2024年）以来の日曜劇場出演。『アンチヒーロー』で「第120回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」助演女優賞を獲得している。

　また第2話では、雨空の繁華街で落とした週刊誌を拾い、殺傷事件の見出しを神妙な面持ちで見つめる謎の青年の姿が。この青年役には、なにわ男子の高橋恭平が抜てきされた。今後のストーリーとの関わりや殺傷事件との繋がりが注目ポイントとなる。

　次回第3話では、殺人犯・真山に面会した御上が、「事件がこの世に及ぼした影響」について語る。一方で、報道部の神崎は、自分が書いた記事の真実を知るために冴島に食い下がる。御上の存在は3年2組を徐々に突き動かしていくが、当然反発も生まれていく。そんな中、ついに御上の過去が明かされる。