安藤優子氏、フジに苦言「被害女性のプライバシーとは違うもの守ろうとしていた疑義」…中居正広氏問題で
フジテレビで長きにわたってニュースキャスターを務めたジャーナリストの安藤優子氏が、26日放送の同局系『ワイドナショー』(日曜午前10時)に出演し、中居正広さんの問題をめぐる同局の対応に疑問符を投げかけた。
フジ報道情報に関わって30年
フジテレビで長きにわたってニュースキャスターを務めたジャーナリストの安藤優子氏が、26日放送の同局系『ワイドナショー』(日曜午前10時)に出演し、中居正広さんの問題をめぐる同局の対応に疑問符を投げかけた。
まずは、「私はフリーという立場でずっと情報制作の現場で(フジテレビの現場で)30年近くやっていましたが、一部報道であるような性を伴う接待は、1度たりとも現認したり、その場に居合わせたり、うわさすら聞いたことがないです」と説明。 その上で、17日に参加メディアを限定し、映像撮影を認めなかった港浩一社長の記者会見に苦言を呈した。
「私たちは会見というのは『オープンにしてください』と言ってきたにも関わらず、先日の会見ではカメラマンは入れない……。とてもクローズだったわけで、そうなるとテレビメディアとしての使命を全く果たしていないということになります。あの会見で、ゼロよりもマイナスになってしまったように思います」
そして、2023年6月、中居さんから被害報告を受けていたにも関わらず、中居さんへの聞き取り調査をせず、レギュラー番組を約1年7か月に渡って続けたことにも言及した。
「気になったのは事案の報告を受けてかた『被害女性のプライバシーを守ることを大事にしていた』としていますが、それが1年半たってみて本当にプライシーを守ろうとしていたのか、違う何かを守ろうとしていたのかという疑義を感じてしまう時間の流れなんですよ。なので、この間にどういうことがあったのかを(フジテレビは自主的に)検証していくことが大事だと思います」
フジテレビによると、27日の会見には同局の嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、港社長、親会社のフジ・メディア・ホールディングスの金光修社長が出席する。そして、問題の調査は、日弁連のガイドラインに基づいた第三者委員会にゆだねられている。同調査報告は3月末に発表予定。それでも、安藤氏は「問題解決にはスピード感がとても大事だと思います」と訴えていた。