村重杏奈、霊に「うるさい」と怒られる 心霊ロケで恐怖体験も「一番怖かった」のはオンエア
元HKT48でタレントの村重杏奈が25日、都内で行われた主演映画『悪鬼のウイルス』の公開記念舞台あいさつに登壇した。映画にちなんで、自身の身に起きた怪奇エピソードを語った。
約2時間の長時間ロケも「1分半くらいにされていた」
元HKT48でタレントの村重杏奈が25日、都内で行われた主演映画『悪鬼のウイルス』の公開記念舞台あいさつに登壇した。映画にちなんで、自身の身に起きた怪奇エピソードを語った。
村重は「心霊ロケに行くことが多くて、毎年1、2回は必ず行くんですよ」と切り出し、最初に心霊ロケに行ったときのエピソードを披露。「まだテレビ出始めで、初めてその話を頂いて、正直心霊物は本当にダメで、『ちょっと怖いな~、やだな~』と思いながら、でもお仕事がんばりたかったので行ったんですよ」という。
初の心霊ロケは、廃旅館の4階の心霊部屋に滞在するというもの。村重は「『必ず出る』と言われてて。村重、一人でその部屋で待機しないといけなくて。ただ、スタッフさんたちとテレビ電話はつながっている。村重は4階にいて、スタッフさんは2階にいる。3階は誰もいなくて、とにかく怖くて喋ってたの。『今日の朝ご飯はおにぎり食べました!』とかしょうもないことばっかり喋ってたら。そうしたら急にテレビ電話がプツンと切れて。『えっ?』となるじゃん。霊媒師の方が、『村重さん、霊がうるさいと言っています』と。本当にテレビ電話が消えたの!」と語り、次のように続けた。
「だから『静かにしてて』と言われたの。そもそも静かにするの苦手なのに、静かにしなきゃいけなくて、ず~っと待ってたの。でも、もう村重無理だと思って『諦める! これでバラエティ出られなくなっても嫌だけど、さすがに4階に1人で取り残されているのは無理すぎる!』と思ってスタッフさんに『すみません、リタイアします』と言ったら、スタッフさんが来てくれて『村重さん、すみません、ぜんぜんリタイアでもいいんですけど、もうちょっとだけがんばってもらえますか?』と。『なんか、雰囲気はあるんで、それで無理だったら大丈夫です』と言って優しかったんです。村重もやっぱりがんばりたいと思ったから『もう一回残ります!』と言った。スタッフさん、帰っていくじゃないですか。
でも、1人にされるとどうしても心細くなっちゃって、『もう無理だ、やめよう。無理無理!』と思って、スタッフさんがまだ戻ってる途中だと思ったから『すみません、やっぱり無理ですリタイアしまーす!』と言ったら『タタタタタッ!』と聞こえて、『よかった戻ってきてくれてる~! これで1人じゃなくて済む~!」と思って待ってるじゃん。でも誰も入ってこない。『おーい! もう大丈夫でーす! リタイアしまーす! 無理でーす! 入ってきてくださーい!』と言ったらドアがキーィと開いたの。『スタッフさん? 村重です。もう大丈夫です』みたいに言って。様子がおかしい。誰もいない。『あっ、これ本当にダメなやつだ』と思って目をつむって、助けが来るの待ってたの。そうしたら、畳だったんだけど『ミシッ、ミシッ』と村重のまわりを歩く音が聞こえて。パッと(目を)開けても誰もいない。その誰もいないことが怖くて『キャー!』と叫んだら、横の部屋が『ドンドンドンッ!』と鳴った。霊媒師さんによると、『村重さんがとにかくうるさすぎて霊が怒っている』と言われた。その横は外だから何もない。角部屋だったから」
おどろおどろしく語る村重。「本当に怖い体験したと思った。でもカメラに絶対押さえているから『この心霊番組をきっかけに売れるぞ!』と思ったの。とにかく尺が絶対長いと思って。これ2時間くらいの話だから」と意気揚々だったものの、「オンエア楽しみに見るじゃん。なかなか村重が現れなくて『あれっ? どうしたの?』と思ってたら村重の番が来たの。『よっしゃ! 村重映ってる!』と思ったの。パッと見たら、村重、ダイジェストにされていた。村重のあの怖い瞬間、1分半くらいにされていた。怖くない? ヤバくない? 村重、ビックリしちゃって。この番組で売れると思ってたから、1分半にされてて、ほぼなかったことになってるの。『キャー!』と言ってるところだけちょっとパッと取り上げてもらって。それが一番怖かった」と回顧した。
会場からは笑いが漏れる中、村重は「それで、『絶対心霊番組行かない!』と思ったの。で、また次の年、お話が来て、行ってんだよね! 元気いっぱい。たくましい!」と締めくくった。
舞台あいさつには、太田将熙、吉田伶香、主題歌を担当した10人組アイドルグループ・高嶺のなでしこのメンバー3人(城月菜央、東山恵里沙、籾山ひめり)も出席した。
同映画は、二宮敦人氏による同名ホラーサスペンス小説が原作のイニシエーション・ホラー。YouTuberの内川智樹(太田)やその友人の日名子(村重)たちは、神隠しのウワサがある旧石尾村に向かい、全員が消息不明に。数日後、彼らが借りていたレンタカーが発見される。その現場に落ちていたビデオカメラには驚愕の映像が残されていた……、というストーリーが展開される。