電撃引退の中居正広さんに「もはや話すメリットもない」 弁護士が指摘「女性側からクレームが入る可能性も」

弁護士の河西邦剛氏が24日、MBS『よんチャンTV』(月~金曜午後3時40分)にリモート出演した。番組では、女性とのトラブルが報じられてきた元タレントの中居正広さんが23日に電撃引退したことを特集。同時に、トラブルに社員の関与が報じられ、テレビカメラが入れなかった17日の港浩一社長の会見が批判されたフジテレビについても取り上げた。スポンサーのCM撤退が相次いでいるフジは23日に社員向け説明会が4時間半にわたって行われ、社員から嘉野修治会長、港社長へ疑問が噴出したと紹介された。

中居正広さん【写真:ENCOUNT編集部】
中居正広さん【写真:ENCOUNT編集部】

河西邦剛弁護士が『よんチャンTV』に出演

 弁護士の河西邦剛氏が24日、MBS『よんチャンTV』(月~金曜午後3時40分)にリモート出演した。番組では、女性とのトラブルが報じられてきた元タレントの中居正広さんが23日に電撃引退したことを特集。同時に、トラブルに社員の関与が報じられ、テレビカメラが入れなかった17日の港浩一社長の会見が批判されたフジテレビについても取り上げた。スポンサーのCM撤退が相次いでいるフジは23日に社員向け説明会が4時間半にわたって行われ、社員から嘉野修治会長、港社長へ疑問が噴出したと紹介された。

 芸能界における法律問題に詳しいと紹介された河西弁護士は、文章による引退報告で、会見しなかった中居に疑問の声が上がる中、今後の肉声での対応可能性を聞かれ、「結論から言うと、ほぼないとは思われます」と話した。

「このタイミングでなぜ引退したのかということにも関わってくると思いますし、そもそも口外禁止条項っていうのがあるんですね。守秘義務条項があって。その守秘義務条項があったときに、中居さんとしては、このタイミングで話をしたときに、どの範囲が守秘義務条項なのかは不明確さがあって、女性側からクレームが入る可能性があるわけですね」と指摘した。

「例えば、出会った経緯であったりとか、周辺情報だとしても、周りからすればそれは特定されてしまう可能性があると。女性にとっては周辺情報でも“私に近い人であればわかってしまう可能性があるから、中居さんには一切、話してほしくない”となった場合に、その状況下で中居さんが話せるかということですね。自分自身が会見を開いたときに、“どこが話しちゃいけないことなのか、話していいのか”線引きが難しくなってきます。線引きを超えたと女性側から思われれば、責任追及をされる可能性もあるので、中居さん側からすると、もはや話すメリットもないということになってきます」と説明した。

 23日にフジテレビの親会社であるフジ・メディア・ホールディングスが臨時の取締役会を開き、第三者委員会の設置を決定した。河西弁護士は、中居と女性の間の守秘義務が第三者委員会の調査にかなり関わってくるとした。「仮に中居さんが調査に応じようと思ったとしても、ここで問題になってくるのが守秘義務条項になる。中居さんと女性側は第三者に一切、話しちゃいけない。つまり調査委員会(第三者委員会)の調査にも話しちゃいけないっていう内容に、一般的にはなってるんですね」と解説。

「なので、中居さんの方から女性側に対して、“今回、調査委員会(第三者委員会)の調査(対象)に入ったんだけども応じてもいいですか?”ってときに、女性側が“それは嫌です”と。“だってフジテレビ側にもしかしたら、情報が伝わってしまうから。私は今でもフジテレビに対して許してません”って考えがあるならば、それはそれで“中居さんにも応じてほしくない”っていう意思の可能性があるってことですね」と見解を示した。

「そうなってくると、調査委員会(第三者委員会)の調査っていうのは中居さんからも話を聞けない、そして女性側からも話を聞けない。結果、そういうふうになっていく可能性は十分にありうるかと思います」とトラブルの中身については不明のままの可能性があるとした。

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