お笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃん（48）が、2年間交際してきた恋人のリチ（28）と破局していた。22日放送のTBS系『水曜日のダウンタウン』（水曜午後10時）の企画内でクロちゃんがリチにプロポーズしたが、リチはこれを拒否した上に「今日で終わりにしたい」と別れを告げた。

　クロちゃんは番組の企画「新春クロちゃんリアル人生すごろく」で、リチにプロポーズすることになった。だが、実行に移すかは本人の判断。クロちゃんは考え抜いた末に、プロポーズすることを決断し、真ん中に大きなダイヤモンドがあしらわれている163万4600円（税込）の婚約指輪をキャッシュで購入した。その後、交際の告白に成功した海辺の場所でリチと合流。出会った当時、ユニバーサルスタジオでデートして楽しかったことなどを振り返った後に言った。

「やっぱり、リチのことが好きだし、もっと一緒にいたい。リチを幸せにしたいです。僕も幸せにしてほしい。こんな僕ですけど」

　そして、指輪を出し、「僕と結婚してください」と言葉に力を込めた。

　だが、リチの思いは全く違っていた。

「ありがとう。でも、結婚できないです。無理です」「今日で全部終わらせたい」

　理由を聞かれると、ため込んでいた思いを吐き出した。

「とっくに限界を迎えていた。思っていたこと言うよ。テレビで見て好きだなと思って、クロちゃんと結婚する覚悟で付き合って……。でも、2年間、1回も対等に見てくれなくて、ずっと下に見られてるなと思って過ごしてきた」「クロちゃんの理想の彼女っていうのを演じてきてた。今までの私は本当の自分じゃない。本当の自分を出すと全否定される気持ち。理想の彼女を演じるのは限界です」

　まさかの言葉の連続にクロちゃんは狼狽。「（先に）言ってよ。言ってよ」と訴えたが、リチの決意は固く、「本当の自分を出せる人を探す。ずっと見下されていた」「私をデートに誘うのはSNSのネタにする時だけ。全部SNSの道具みたいにされてる」「本音を奪ってるのはクロちゃん」「ユニバの日からクロちゃんを完全に友達と思うようにした。もうあの日から私たちは終わってるんだよ」などと続けた。

　クロちゃんは「勝手に終わらすなよ」と泣きながら抵抗したが、リチは「クロちゃんは私のことよりも多分自分の方が好き」「絶対に好きじゃないと思う」「もう別れよう」「今日で終わり」と語り、プレゼントされたペンダントを返した。クロちゃんは「こんな結末かよ」「俺、別れてないから」と粘りつつも、「後悔の方が多いです」「自分勝手、彼女だからってネタにしてごめんなさい」「もうちょっと、俺が大人だったなら」。背を向けて立ち去るリチを見送り、号泣するしかなかった。

　その後、クロちゃんは番組スタッフに「プロポーズしたら何もなくなっちゃったじゃないか。リチの気持ち知ってたの」と八つ当たり。「何とか関係を戻してもらえませんか」と懇願したが、最後は諦めて「もう、帰っていいですか。どうしよう」と言って立ち去った。

　VTR終了後、クロちゃんはスタジオに登場。出演者にいじられながらも、「あの後、ちゃんと謝ってリチとは友達になりました」と報告した。その上で「リチは事務所を辞めて一般人に戻りましたので、週刊誌の方が突撃とかはやめてください」と呼びかけた。

　そして、放送終了後に芸能事務所・WACKが公式サイトで「WACK初のタレントとして所属しておりました、リチに関して双方合意の上、WACKとの専属契約を合意解除することになりました」と報告。リチのコメントも掲載した（以下、全文）。

　1月22日放送のTBS「水曜日のダウンタウン」でもお伝えした通り、約2年間お世話になった所属事務所WACKを退所することをご報告します。

　思い返せば2022年12月31日、私がクロちゃんとお付き合いをすることになり「都内某所」から脱退した日、本当はその時にWACKも退所する予定でした。ですが脱退を決めた時には想像もしていなかった“クロちゃんの彼女”としてのメディア出演がその後多く控えていたことから、引き続きWACK所属のまま新たな”タレント枠“という居場所を作っていただき気づけば2年間もお世話になってしまいました。

　この2年間、「モンスターラブ」という番組企画を通して、大好きなクロちゃんだけでなく、WACKの最高なメンバーに出会えたこと、そして応援してくださった皆さんに出会えたことは、間違いなく私の人生の宝物になりました！夢のような貴重な経験を沢山、本当にありがとうございました！

　今後についてですが、「モンスターラブ」に参加する前の普通の生活に戻るだけです。

　SNSは今までのアカウントを継続させてもらえることになりました。応援してくださったみなさまとの縁を大切に、引き続きなんでもない日常をシェアしたり、今後もし何かやりたい事が見つかったときにはまた報告しようと思います。これからも見守ってくれる方がいましたら　引き続きお付き合いください。よろしくお願いします！　今まで関わってくださったみなさま　本当にありがとうございました！