社会学者の古市憲寿氏が22日、Xを更新し、20代女性との「性的トラブル」を報じられているタレント・中居正広から「お詫び」の文面が届いていたことを明かした。古市氏と中居はテレビ朝日系『中居正広の土曜日な会』（土曜午前11時30分）で共演。同番組は22日、テレビ朝日の企業公式サイトで終了が発表された。

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　古市氏は長文で中居への思いなどをつづった。

「『中居正広の土曜日な会』の終了が発表されました。まさかこのような形で番組が終わるとは思っていなかったので、とても残念です」

　その上で、出演者、番組スタッフに感謝し、中居との出会いを振り返った。

「中居正広さんと初めて会ったのは、2016年の終わりでした。『ワイドナショー』の忘年会にふらっと現れて、SMAPについて、言える範囲で教えてくれたことをよく覚えています。勘が鋭い聡明な人、というのが第一印象でした」

　そして、「今回の一連の報道に関して、何が起こったのか本当にわかりません。実は僕なりにずっと調べてはいるのですが、いわゆる『真実相当性』を満たせそうな、全く違う二つの記事が書けそうなくらい、近い人の証言にも食い違いがあります。少なくとも僕が毎週、番組で会っていた中居さんは、ファンの人が知っている『中居くん』と、ほとんど違いがないと思う。でも人にはいくつもの顔があってもおかしくないから、それ以上のことは本当にわからない」と記した。

　続けて「だから僕は、安易に中居さん個人を糾弾したり、擁護したりはできません」とし、「言っていいのかわからないけれど、中居さん名義で、僕を含めた共演者には『お詫び』の連絡がきていました。たぶん本人が書いただろう、とても真摯な文面でしたが、そこにも一体、何があったのかは書かれていませんでした」と告白した。

　2016年末に解散したSMAPについては「きっといつかはまた集まってくれるんだろうと期待をしていました」などと記し、「それがさ、こんな終わり方というのは、あまりにも悲しすぎる」「せめて中居さんには、何があったのか、自分の言葉で説明して欲しい」。さらに中居に向けて「SMAPは国民的スターだった。当然、そのリーダーも国民的スターだった。もしも国民的スターが、何かトラブルを起こして、テレビを去ることになるなら、きちんと『国民』の前で、自分の言葉で、何があったのかを語って欲しい。このままフェードアウトしようなんてずるいよ」と呼びかけた。

　中居については、テレビ朝日系『中居正広の土曜日な会』、フジテレビ系『だれかtoなかい』が22日に終了を発表。その他、ラジオ1番組、テレビ1番組が終了、テレビ2番組が降板を発表しており、計6つあった中居のレギュラー番組は全て消滅した。