和泉元彌『相棒』シリーズ初出演に歓喜「“テレ朝っ子”だと自負」 水谷豊は「魅力的」

俳優で狂言師の和泉元彌が、テレビ朝日系連続ドラマ『相棒 season23』(水曜午後9時)第13話にゲスト出演することが発表された。同シリーズへの出演は初となる。

『相棒』で共演する和泉元彌(左)と水谷豊【写真:(C)テレビ朝日】
『相棒』で共演する和泉元彌(左)と水谷豊【写真:(C)テレビ朝日】

難役に挑む熱意を語る「やりがいのある役に出会えたことに感謝」

 俳優で狂言師の和泉元彌が、テレビ朝日系連続ドラマ『相棒 season23』(水曜午後9時)第13話にゲスト出演することが発表された。同シリーズへの出演は初となる。

 2000年にスペシャルドラマとしてスタートして以来、濃密なミステリー展開で多くのファンを魅了してきた『相棒』。水谷豊演じる杉下右京と寺脇康文演じる亀山薫のコンビが織りなす“黄金ペア”の活躍が話題を呼び、現在放送中の『season23』でも高い支持を得ている。元日放送のスペシャルエピソードも大きな反響を呼ぶ中、第13話には和泉が出演し、新たなドラマを彩る。

 和泉が演じるのは、元警察官の平井葉一。現在は児童養護施設で働きながら、未解決事件の被害者遺族である和田彩子(赤間麻里子)を支援する日々を送っている。彩子の息子・祐希は5年前、突然の事件で命を落としたが、犯人はいまだに捕まっていない。祐希の死を追う特命係の亀山美和子(鈴木砂羽)の紹介で、特命係はこの事件の再捜査を開始する。しかしその矢先、平井が突然「祐希を殺したのは自分だ」と自首。平井はさらに過去に3人を殺害したと告白し、事件は混迷を極めていく。

 和泉のコメントは下記の通り。

――『相棒』のオファーを受けたときのお気持ちを教えてください。

「心の底から喜びました。というのも、水谷豊さんは、僕が小学校低学年のときにドラマで拝見してから、大好きな俳優さんで、今も変わらず魅力的な水谷さんとご一緒できるのが、本当にうれしくて…。しかも、20年以上も人気と魅力を持ち続ける、歴史あるドラマですから! さらに加えて、僕の初レギュラー番組は、あの伝説の人気情報番組『はなきんデータランド』なので、自分では“テレ朝っ子”だと自負しています。“故郷に錦を飾る”気持ちで頑張りました。ファンの多い作品ですから、その分、自分にかけたプレッシャーもすごかったです」

――脚本を読まれたときの感想は? ご自身の役柄の印象についても教えてください。

「『これは…大変な役が来たぞ!』です。平井という男は、本当に複雑です。とても純粋で、かつ正義感の強い人物で、純粋が故にこんがらがって、とんでもないことになっています。そして、表に見える感情以外に、常に複数の考えや感情が流れている役でした。まず自分史年表を作り、いくつかの視点に分けて感情や発言を書き分けました。とにかく、台本が届いてからは、常にカバンや枕元…自分の側にあって、日に何度も何度も台本を読みこんでいました。大好きな『週刊少年ジャンプ』を買うのを忘れるほどに。それぐらいやりがいのある役に出会えたことに感謝しつつ、魅力的な役をしっかりお茶の間にお届けできるように精一杯努めました」

――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

「本当に、楽しく充実した撮影で、合間は常に笑顔でいられました。その中心には水谷さんがいらして、貴重でウィットに富んだお話もたくさんうかがい、感動と大笑いを繰り返していました。 大詰めのシーンの前後は休憩場所に戻らず、まったくの無口で過ごしましたが…。長年、苦楽を共にしたチームに参加させていただく緊張を忘れ、すぐに輪の中に入れていただけたのは、プロフェッショナルが集まるチームだからこその余裕がそうさせてくれたのだと思います。水谷さんは現場に入られるとき、皆さんとグータッチを交わされるのですが、最初は自分の番のときドキドキしました。そして、寺脇さんのお声がけで、現場では大変過ごしやすく、おいしい差し入れにも手を伸ばせましたし、貴重な写真も撮らせていただきました。今回は、スケジュールのおかげで、あの! “こてまり”の撮影を見学できました。合間にカウンターで相棒に挟まれて写真を撮らせていただけたのは、一生の宝物です。キャスト、スタッフの皆様のお心遣いに感謝です」

――視聴者の皆様にメッセージをお願いいたします!

「初めて橋本一監督にお会いしたときに『相棒は、回によっていくつかの色がありますが、今回は劇画チックでもなく、コメディータッチでもありません。ドラマなので、少しおかしい表現ですが、ドキュメンタリーのような作品にしたい』とおっしゃられました。劇中のエピソードを! そして、それぞれの役の思いを! リアルに、ヴィヴィッドに今の世の中に届けるのだな! と思いました。水谷さんはじめキャストの皆さん、監督はじめスタッフの皆さんのおかげで、今まで見たことのない和泉元彌が、皆様から長年愛される『相棒』の世界にどのように存在できているのか、ぜひ! 厳しい目でご覧ください。そして、視聴後にご家族と、翌日には会社で学校で井戸端で『自分ならどうするか』お話いただけるようなお土産を残せたら本望です」

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