長澤まさみを「天才だと思っている」 映画で夫婦演じる瀬戸康史「裏にはすんごい努力がある人」

俳優の長澤まさみが主演する映画『ドールハウス』が6月13日に公開される。併せて、瀬戸康史、田中哲司、安田顕、風吹ジュンらが出演することも発表された。

『ドールハウス』で主演を務める長澤まさみ
『ドールハウス』で主演を務める長澤まさみ

愛らしい人形が一転するドールミステリー 予告映像も解禁に

 俳優の長澤まさみが主演する映画『ドールハウス』が6月13日に公開される。併せて、瀬戸康史、田中哲司、安田顕、風吹ジュンらが出演することも発表された。

 同作は、『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』などを手がけた矢口史靖氏が監督を務めるオリジナル脚本の“ドールミステリー”。愛らしい人形が、一転して家族を翻弄してゆくスリリングな物語。長澤が脚本の面白さに出演を熱望し、110分の間、ノンストップで怒涛の展開を見せる。

 主演の長澤は5歳の娘・芽衣を亡くした母・鈴木佳恵役。夫の忠彦と悲しみに暮れる佳恵は、骨董市で見つけた、芽衣によく似た愛らしい人形をかわいがり、元気を取り戻していく。しかし佳恵と忠彦の間に新たな娘・真衣が生まれると、2人は人形に心を向けなくなる。やがて5歳に成長した真衣が人形と遊ぶようになると、一家に不可解な出来事が次々と起こり始める。佳恵たちは人形を手放そうとするが、捨てても供養に出しても、なぜかその人形は戻ってくるのだった。長澤は自身が演じる佳恵について、「母として、妻として一生懸命生きている人。普遍的な家族の姿や日々の姿があることを演じながら、どうなっていくんだろうって感じです」と、普通の主婦が人形の謎に巻き込まれていく作品への期待感を語った。

 共演の瀬戸が演じるのは、佳恵の夫で病院の看護師として働く忠彦。佳恵と共に人形の謎に迫っていく。『コンフィデンスマンJP』をはじめ瀬戸と共演経験がある長澤は、「瀬戸さんとの共演は何回かあるんですが、対峙するような役柄で演技をしたことがないのですごく楽しみだなと思いました。信頼がお互いある気がしていて、夫婦の役なので当たり前の感覚みたいなものを現場でお互い感じながら、監督と相談しながらこの作品でしかできない空気感をちゃんと作り出せたらいいなって思ってます」と語っている。

 一方の瀬戸は長澤との共演について、「大好きな女優さんです。天才だと思っているんですけど、その天才の裏にはすんごい努力がある人だというのを感じています。どの作品でも」と長澤を称賛。矢口監督の印象については、「『スウィングガールズ』はじめ、ほっこり笑顔になれて感動できるのが矢口作品の魅力の一つなのかなと思ってて、笑いと対極にある恐怖みたいなものを矢口さんがどう作品に落とし込むのかとっても興味があります」とコメント。「この役は矢口監督が“僕みたいな適当さ”“僕みたいな軽さ”っておっしゃっていたんですよ。参考にしている人物は矢口さんかもしれない」と、役作りの意外な裏側を明かした。

 その他に、佳恵と忠彦の前に現れる呪禁師(じゅごんし)・神田役に田中、私服警官・山本役に安田、忠彦の母親で息子夫婦を心配する鈴木敏子役で風吹が出演する。さらに予告映像も解禁に。我が子が枕元によじ登ってきたのかと思いきや、明かりをつけるとそこには人形の姿が。ティザービジュアルで描かれていた、かわいいながらも“どこか変”な人形の謎がベールを脱ぐ。“ゾクゾク”する人形の謎がノンストップで描かれている。

次のページへ (2/2) 【動画】“ゾクゾク”する人形がベールを脱ぐ予告映像
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