『梨泰院クラス』が日本で世界初のミュージカル化 小瀧望は“セロイヘア”挑戦、共演に梅澤美波ら

WEST.の小瀧望が主演を務めるミュージカル『梨泰院クラス』が6月に東京建物Brillia Hallで上演されることが21日に発表された。世界中で大ヒットした同名コミックを原作に、日本・韓国・アメリカのクリエイターが集結し、世界初のミュージカル化が実現する。

世界初となる『梨泰院クラス』がミュージカル化
世界初となる『梨泰院クラス』がミュージカル化

6月に東京建物Brillia Hallで上演

 WEST.の小瀧望が主演を務めるミュージカル『梨泰院クラス』が6月に東京建物Brillia Hallで上演されることが21日に発表された。世界中で大ヒットした同名コミックを原作に、日本・韓国・アメリカのクリエイターが集結し、世界初のミュージカル化が実現する。

 小瀧が演じるのは、韓国のウェブトゥーンプラットフォーム・カカオで配信され、日本でも話題となったチョ・グァンジン氏の作品『梨泰院クラス』の主人公パク・セロイ。これまで『ザ・ビューティフル・ゲーム』や『DEATH TAKES A HOLIDAY』などで高い評価を受けており、今回もその実力が注目されている。

 脚本は『四月は君の嘘』の坂口理子氏が手掛け、歌詞と構成は韓国ミュージカル界の大御所イ・ヒジュン氏が担当。音楽はニューヨークを拠点に活動するヘレン・パークスが作曲を手掛け、演出は、読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した小山ゆうな氏が務める。国際色豊かなクリエイター陣が集まり、原作の魅力を新たな形で描き出す。

 小瀧が演じるパク・セロイは、父を事故で失い、自身も暴行事件で収監されるという過酷な運命を背負った青年。彼がソウルの多国籍な街・梨泰院で飲食店を開き、仲間たちとともに成功を目指しながら、復讐と愛を追い求める姿を描く物語だ。共演者には、チョ・イソ役を和希そら・sara(Wキャスト)、オ・スア役を梅澤美波・川口ゆりな(Wキャスト)が務めるほか、新原泰佑、土井ケイト、吉田広大、秋沢健太朗、浅野雅博、佐戸井けん太ら実力派キャストがそろう。

 小瀧は「最初にオファーを受けたときは信じられない思いだったが、役を通じて新たな自分と出会えた」と語り、「共演者との信頼関係を築き、『もう1回観たい』と思ってもらえる作品を目指したい」と意気込む。また、撮影のため訪れた梨泰院では、原作者のチョ・グァンジン氏と対面。緊張しながらも舞台の成功を誓い合ったと明かした。

 公演は6月に東京で行われ、7月にはツアー公演も予定されている。

 出演者らのコメントは下記の通り。

○小瀧望
「世界的作品ですので、最初にオファーをいただいた時は『こんな大役を僕に…冗談かな?』と思いましたが、正式にお話を伺って『僕で良ければ、ぜひやらせてください!』と引き受けさせていただきました。セロイはヘアスタイルが特徴的ですが、実際に“セロイヘア”になってソウルで撮影してみると知らない自分に出逢えたようで、意外としっくりきました。

 イソやスアとの関係や、復讐を果たしていきながらも愛を見つけたり、本当にハラハラドキドキする物語です。何度も何度も原作漫画を読み込んで、キャラクターの奥底にある気持ちを考えながらグァンジンさんが描かれた原作に忠実に向き合って役を作り上げていきたいです。セロイは多くを語らない分、一言一言にすごく重みがあり、ついて行きたくなってしまう人。一緒に働く仲間の事を大事にしていて彼らをとても信頼していますし、僕も共演する皆さんと信頼関係を築いていくことが大切だと思っています。

 舞台という限られた空間の中で1シーン1シーンを丁寧に演じて、『もう1回観たい』と思っていただけるような作品を作っていきたいです」

○チョ・グァンジン
「舞台化の話を聞いて、とても嬉しかったです。ドラマに次いでミュージカルになることは初めての経験ですので、本当に嬉しく思います。小瀧さんは韓国でも有名でたくさんのファンがいますので、私ももともと存じ上げていました。とてもハンサムな方なのでキャラクターが合うかなと心配でしたが(笑)、実際にお会いして男らしさを感じ、『大丈夫!』と確信しました。パク・セロイは真面目な正義感だけの人物ではなく、逆境の中でしなやかさ・柔らかさを持っている人物です。いろんな顔を持つセロイを小瀧さんの解釈で演じていただき、彼に新たな価値観と魅力を与えていただければと思います。日本で拝見出来ることを楽しみにしています!」

次のページへ (2/2) 【写真】世界初となるミュージカル『梨泰院クラス』のサブカット
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