松重豊、映画『孤独のグルメ』好スタートに感無量 白髪→黒髪の“井之頭五郎”スタイルで登場
俳優の松重豊が19日、都内で行われた『劇映画 孤独のグルメ』公開後舞台あいさつに登壇した。
「『面白かったよ』という言葉が慰めに」と感謝述べる
俳優の松重豊が19日、都内で行われた『劇映画 孤独のグルメ』公開後舞台あいさつに登壇した。
1月10日に公開されると、4日間で動員23万人、興収3億2900万円を超える大ヒットスタートを切った。ドラマから12年、松重自身が主演だけではなく、監督、脚本まで務めた作品が興収10億円を狙える好スタートに松重は「ありがとうございます。公開から1週間たつのですが、色々なお客さんに劇場で楽しんでいただけているようなのが何よりです。他の映画に比べたら小規模で目標数字も大きくないですが『映画見てお腹が空いた』『面白かったよ』という言葉が慰めになっています」としみじみ語る。
『劇映画 孤独のグルメ』は、シーズン10まで続いたテレビ東京系ドラマ『孤独のグルメ』の12年越しにたどり着いた劇場版。松重演じる輸入雑貨の貿易商を個人で営む井之頭五郎が、究極のスープを求めて世界中をめぐる姿が描かれる。
本作のイベントでは、これまで白髪の“松重豊”として参加していたが、この日は劇中の衣装を身にまとい“井之頭五郎”として登壇。ファンの大歓声に笑顔で応えていたが、「見終わったお客さんからどんなご意見がうかがえるのか、劇場に赴いてティーチインをしました。いつも『いま何が食べたいですか?』と質問するのですが、オニオングラタンスープやラーメン、ちゃんぽんと人それぞれ。それだけいろいろなところに引っかかってくれたんだなと。さまざまな見方ができる映画になったんじゃないかと思います」と自信をのぞかせていた。
初日舞台あいさつで『孤独のグルメ』ならぬ「孤高のグルメ」の善福寺六郎役で俳優の遠藤憲一がサプライズ出演していることが解禁されたが、この日は、松重が盟友と信頼を寄せる遠藤憲一もイベントに登壇した。