フジ会見は「ジャニー氏の事案を思い起こしてしまう」 ジャーナリストが指摘「みんな知ってたのにフタを…」
ジャーナリストの武田一顕氏が17日、金曜レギュラーを務めるMBS『よんチャンTV』(月~金曜午後3時40分)に出演。中居正広の女性トラブルを巡り、週刊誌で社員の関与が報じられているフジテレビ・港浩一社長の緊急記者会見についてコメントした。
ジャーナリストの武田一顕氏「週刊誌報道で噴出するまで何もしなかった」
ジャーナリストの武田一顕氏が17日、金曜レギュラーを務めるMBS『よんチャンTV』(月~金曜午後3時40分)に出演。中居正広の女性トラブルを巡り、週刊誌で社員の関与が報じられているフジテレビ・港浩一社長の緊急記者会見についてコメントした。
会見ではフジ側はトラブル発生直後の2023年6月初旬に認識していたことが明かされ、女性への対応について”私たちの思いとは別の受け止め方をされているという報道があり、今となっては(当時の)対応が適切だったのかどうかと思うことがある”と話したことを取り上げた。
武田氏は「私はどうしてもジャニー喜多川氏による性加害の事案を思い起こしてしまう」とし、「あれもある意味、メディアの中でみんな知ってたのにフタをして言わなかったと。今回も“直後にその事案に関しては認識してた”と港社長が言ってるわけですよね。にもかかわらず、その後、中居さんに対しては何も対応しなかったと。女性に対する配慮はあったかもしれないけれども、何らかの形で(中居の番組を)フェードアウトさせるとかっていうことを何もしないで。結局、ドカーンと昨年末に事案が週刊誌報道で噴出するまで何もしなかった。こうやって会見に追い込まれたっていう点でも、あのときのジャニー喜多川氏の事案をどうしても想起してしまいますね」と考えを示した。
メッセンジャー・黒田有は「“女性のことを考慮して公にしなかった”って(フジ側は)言ってるんですけど、(トラブルの表面化は)女性が納得してた場合にそういう話にならないわけであって。丸く収まってると思ってたというのが2023年ですか。今になってこれ(トラブル)が出るってことは、(女性は)全く納得してなかったわけであって。話し合いがなされたっていうことも、女性に対して配慮の仕方は同意のもとで選んだのかっていうのが、ちょっとわからないですよね」とコメント。
MCの同局・河田直也アナウンサーは「ちゃんと聞き取りがあって、配慮ができていたら、多分こういうことにはなってなかったってこと」と話しつつ、「女性が“全く納得いっていない”というのも週刊誌報道による情報になろうかと思います」と補足した。
医師でタレントの丸田佳奈氏は「密室で起こったことなんでしょうから、本当にわからないんですよね」と前置きした上で、「ただ、今回、今までの事案と違うなって思うのは、フジテレビの社員が仲介に入っていたかどうか。そこが、一番。(スポンサーで)大きな企業がバックにいるわけですから、今後に影響してくるので。そこのところはハッキリしていかないと、テレビ業界はクリアにして行かなきゃいけないですから、そこは注目してみたいなと思います」と思いを明かした。