俳優の大泉洋が17日、都内で行われた主演映画『室町無頼』の初日舞台あいさつに登壇した。なにわ男子・長尾謙杜への強烈なライバル心を見せた。

　この日、同作にちなんで“大逆転したいこと”を問われて長尾はフリップで「大泉さんと色々逆転してみたい」と回答。「大泉さん、北海道のイメージ、出身じゃないですか。僕は大阪なんですよ。大阪で生まれた大泉さんを見てみたい。『どれくらい喋るんだろう？』、『もっと喋るのかな？』みたいな。ちょっと見てみたいのもありますし、大泉さん、お歌もされているじゃないですか。めっちゃアイドルの大泉さんを見てみたい。もしかしたら、いつかなにわ男子とコラボしたりもできたらいいな」と願望を吐露。

　すると大泉は、まんざらでもない表情で「すばらしいですね～」とうなずき、「つまり私がなにわ男子に入って、あなたがTEAM NACSに入るということですね？」と確認。長尾が純粋無垢な瞳で「がんばります」と応えると、大泉は「NACSに入って『あっ、そうなんだ、メンバー仲良くないってこんな大変なんだ』、『こんなピリピリするんだ！』と感じたらいいよ」と冗談まじりにコメント。

　続けて大泉は「うわ～、楽しいと思う。僕、なにわ男子に入ったらすごい嬉しい」と独り言をつぶやき、「（アイドルらしく）『大泉くん』と呼ばれたい。憧れます。大泉くん、いいな……」とうっとり。

　他方、同じ問いに大泉は「長尾謙杜に勝つ！」と答え、IMAXで先行上映されている同作について「評判を調べるわけです！　エゴサーチしたら、まぁ～まぁ～まぁ、こいつの感想しかない！　『こいつのファンしか見てねーのか！』と。すぐエゴサーチやめました」とフリップで長尾を叩いて怒りを示し、会場を笑わせた。

　同イベントには、松本若菜、堤真一、入江悠監督も出席した。

　同作は、昨年直木賞を受賞した垣根涼介氏の同名小説が原作のアクションエンターテインメント。室町時代の応仁の乱前夜の京を舞台に、己の腕と才覚だけで世を泳ぎ、密かに倒幕と世直しの野望を抱く無頼漢で剣の達人、主人公・蓮田兵衛（はすだ・ひょうえ、大泉）と、彼のもとに集結した「アウトロー＝無頼」たちの闘いを描く。長尾は、兵衛に預けられた没落武士の子・才蔵を演じた。