フジテレビは17日、港浩一社長らが出席し緊急記者会見を実施した。タレント中居正広の女性トラブルを巡り、週刊誌で社員の関与が報じられているが、報道以降初めての会見となった。

　この日の会見は参加媒体はラジオ・テレビ記者会、東京放送記者会に加盟している新聞社、テレビ局、ラジオ局に限定されており、会員以外のウェブ媒体、週刊誌などからも参加希望が殺到していたが、同局は「会場が狭い」を理由に「記者会加盟社のみ」となった。

　各社の報道によると、会見の冒頭では港社長が謝罪するとともに、第三者委員会の設置を発表。中居の女生トラブルについては2023年6月には把握していた一方で、報道されている社員の関与については改めて否定。女性アナを“上納”するような飲み会が常習化していたかどうかについては、「調査委員会に委ねている。そういうことがないと信じています」とコメントするにとどまった。

　こうした会見の様子は同局のニュース番組『Live News イット！』（月～金曜午後3時45分）でも伝えられたが、その中でメインキャスターを務める宮司愛海アナウンサーは毅然と「会社が生まれ変わる一歩にするべき」とコメント。さらにやや声を上ずらせながら、「意図しない目を向けられている同僚がいます。社員に対する説明も真摯に行って、それも真摯に公表してほしい」と会社に対してメッセージを送った。