Travis Japan吉澤閑也、久々のドラマ現場で困惑した瞬間とは「“女子トーク”に入れなかった」
Travis Japanの吉澤閑也が、TBSドラマストリーム『地獄の果てまで連れていく』(毎週火曜午後11時56分※一部地域を除く)に出演している。第1話の放送を前に囲み取材に応じ、共演者への印象や役作りにおいて“参考にした人”を明かした。
渋谷凪咲演じる麗奈のマネジャー役
Travis Japanの吉澤閑也が、TBSドラマストリーム『地獄の果てまで連れていく』(毎週火曜午後11時56分※一部地域を除く)に出演している。第1話の放送を前に囲み取材に応じ、共演者への印象や役作りにおいて“参考にした人”を明かした。
本作は、主人公の橘紗智子(たちばな・さちこ=佐々木希)が、悪魔のように非情なモンスター・花井麗奈(はない・れな=渋谷凪咲)に復讐を誓う、命がけの復讐ドラマだ。吉澤は、麗奈の裏の顔を知ってか知らずか常に麗奈と行動を共にするマネジャー役で出演する。
――今回演じる役の印象を教えてください。
「明るい役という印象でした。自分に似ている部分もあって、バラエティー番組に出演している時のちょっとテンション高めの吉澤閑也という感じでした(笑)。怖いシーンも多い作品なので、明るい自分の役で視聴者の方々を少し和ませられたらいいなと思っています。
ただ、自分と似ている役だとしてもお芝居となると難しかったです。そもそもドラマの出演が久しぶりだったので、どう撮っていくのかが分からないまま進んでいた時もあったのですが、皆さんが優しく教えてくださって勉強になりました」
――本作の台本を読んでの感想を教えてください。
「僕は復讐や人を恨むということがないので『人って怖いんだな。人の恨みを買わないようにしよう』と思いました。人の心の勉強になりました。でも、ひどいことをするのにも表には出せない本心があって、悪いことをしている人にも寄り添ってしまうような不思議な感じもしました」
――役作りにおいて、監督やプロデューサーに事前に相談することもありましたか。
「僕は人見知りで、いきなり相談することができない性格なので、台本から自分なりに考えて作りあげたものを現場で演じてみていました。そこから、その場でアドバイスをいただいたものを取り入れていくようにしていました」
――監督からはどんなアドバイスをもらったのでしょうか。
「7話を撮った後に1話のシーンを撮るという撮影スケジュールもあって、テンションの上げ下げが難しくて、監督からも『もう少しテンション高いほうがいいよ』などアドバイスをいただくことがありました。詳しくは言えないのですが、終盤のはしゃいでいるシーンに注目してほしいです!」
――現場の雰囲気はいかがでしたか。
「シリアスな作品だと現場も暗くなると聞いていたのですが、和気あいあいとしていました。ドーナツとコーヒーの差し入れをしたら、みなさんが『どれにしよう?』と悩んだり、盛り上がってくださっていたのもうれしかったです。うまくどう話しかけるか迷うこともあったのですが、いい距離感で過ごせていたと思います。このメンバーじゃないと、あの明るいテンションは演じられていなかったと思います」
――佐々木希さんと渋谷凪咲さんの印象を教えてください。
「プロだなと。話している時とお芝居をする時の切り替えが、女優さんだなと思いました。顔つきや雰囲気が一瞬で変わるので驚きました。
佐々木さんはあまり話されない方なのかなと思っていたのですが、差し入れを見てはしゃいでいたり、キャピキャピされていました。全員がドラマの現場にいやすいようにしてくださっていたんだろうなと思います。
渋谷さんは、天然というかほわっとしていました。話してみるとどんどん話題が変わっていって、楽しい方でした」
――そんなお二人とは、撮影合間にお話しもされていたのでしょうか。
「お話しすることはあったのですが、“女子トーク”にはなかなか入れなかったです。とくに、クランクインの日は男性が僕1人だけで、僕には分からない話をされていて、マネジャーさんの横に立って聞いていることしかできなかったです(笑)」
メンバーと作品については「話さない」
――出演することが解禁された時の反響はいかがでしたか。
「ファンの皆さんが喜んでくれていてうれしかったです。あと、他のメンバーが恋愛の作品などを演じる中で『閑也がシリアスな作品に出るんだ』と意外に思ってもらえたのはいい意味で期待を裏切ることができたと思いました。たしかに、明るい作品に呼んでいただくことが多いので、シリアスな作品に選んでもらえたこともうれしかったし、新鮮でした」
――出演が解禁された時には「役作りでTravis Japanのチーフマネジャーをまねしているところもある」とのコメントも、発表されていました。
「参考にさせていただきました! 身近な存在でしたし、マネジャーとしての心持ちや動き方、現場での振る舞いを意識して見ては取り入れていました」
――マネジャーの大変さも実感したのでは。
「普段から、大変なんだろうなと思っています。でも、改めてタレントさんが笑顔になるように気遣うのも大変なんだなと思いました」
――ドラマをやることについて、メンバー同士で話しましたか。
「メンバー同士でそれぞれの作品についてはあまり話さないんです。でも、メンバーが移動中に台本を読んでいる姿は普段から見ていたので、それを真似てみたりしました。ただ、僕は声に出さないと覚えられないので『うるさいよ』とみんなからイジられました(笑)。メンバーに見られる恥ずかしさはありますが、感想を聞くのが楽しみです」
――それでは最後に、本作の見どころを教えてください。
「登場人物の“本音”がキーとなるドラマで、『誰に寄り添って見るか』が楽しめるドラマです。悪い人に見えても『どっちなんだろう?』と完全に嫌いになれない感じも面白いです!」