なにわ男子の長尾謙杜が17日、都内で行われた映画『室町無頼』の初日舞台あいさつに登壇した。主演の大泉洋とのトークで会場を盛り上げた。

　今作が公開まで足掛け10年近くかかったことに触れて主演の大泉洋が「長尾くんがね、もう本当にまだまだあまりにも子どもすぎるっていうこともありますからね。まだひょっとしたら毛も生えてなかったかもしれない」と笑いまじりに語ると、長尾は「……あんま良くないですね！」と先輩俳優を厳重注意。大泉は「ヒャッヒャッヒャ！」と山賊のような笑い声を上げた。

　さらに、高画質のIMAXで先行上映されていることについて大泉は「普通じゃ見えないところまで見える。長尾君の（顔などの）毛まで見えるかもしれない」と再び“毛”トークを展開。たまらず長尾が「そんな“毛”イジりやめてください！　見えないですよ！　またネットニュースが、（記事の見出しなどが）“毛”になりますよ！」と猛クレーム。大泉は、再び愉快そうに笑った。

　同イベントには、松本若菜、堤真一、入江悠監督も出席した。

　同作は、昨年直木賞を受賞した垣根涼介氏の同名小説が原作のアクションエンターテインメント。室町時代の応仁の乱前夜の京を舞台に、己の腕と才覚だけで世を泳ぎ、密かに倒幕と世直しの野望を抱く無頼漢で剣の達人、主人公・蓮田兵衛（はすだ・ひょうえ、大泉）と、彼のもとに集結した「アウトロー＝無頼」たちの闘いを描く。長尾は、兵衛に預けられた没落武士の子・才蔵を演じた。