元フジテレビ女性アナ「ショックを受けた」 中居正広問題への古巣の対応に複雑胸中「怒りを感じている」

元フジテレビアナウンサーの長野智子が16日、文化放送『長野智子アップデート』(月~金曜午後3時30分)に出演し、中居正広問題に関連した古巣・フジテレビに対応について「怒りを感じている」などと語った。同社は15日までに海外の大株主による「激怒声明」を受け、今日17日に港浩一社長が、新聞社、ラジオ局、テレビ局に限定した「記者会(クラブ)」限定での緊急会見を開くとしている。

フジテレビ【写真:ENCOUNT編集部】
フジテレビ【写真:ENCOUNT編集部】

海外の大株主も激怒 フジは「記者クラブ限定」の会見へ

 元フジテレビアナウンサーの長野智子が16日、文化放送『長野智子アップデート』(月~金曜午後3時30分)に出演し、中居正広問題に関連した古巣・フジテレビに対応について「怒りを感じている」などと語った。同社は15日までに海外の大株主による「激怒声明」を受け、今日17日に港浩一社長が、新聞社、ラジオ局、テレビ局に限定した「記者会(クラブ)」限定での緊急会見を開くとしている。

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 長野はこの日、タレント・中居正広の20代女性との「トラブル」を巡り、港社長が出席する定例会見を17日午後に開くニュースを伝えた。また、「昨日(15日)の東京株価市場でフジ・メディア・ホールディグスの株価が一時およそ4%下落しました」との情報も付け加えた。

 この原稿を読み終えた後、長野は複雑な自身の立場を踏まえて率直な思いを語った。

「私がフジテレビに在籍していたのは30年以上前のことですので、現在の社内の状況については知らないですし、社員が外部の人間である私に何かを話すということはありませんので、私自身の雑誌の記事や中居正広さんの謝罪文など公表されていることしか知らない状況です」「被害者からは守秘義務もあって、発信もなくて、全貌は分からない」

 その上で、「知らない者が安易に取り上げること自体、被害者への二次被害になると考えます」と話し、「私自身が知っている範囲で、私の在籍していたのは80年代で、今のように上場もしていませんでしたし、コンプライアンスという言葉もなかった時代です。ですので、私自身がセクハラに当たることは多く経験してきました。ですが、今回のような事案は聞いたことも経験したこともなかったので、本当に記事を読んで、到底信じられずにショックを受けました」と実感を込めた。

 続けてフジテレビを傘下にするフジ・メディア・ホールディグスの株価が下がったことに再び触れ、「現実的にこれだけ株価が下がっているということですし、なぜ、海外株主の外圧ではなく、内部からの動きとしてメディアとして一企業としての責任を果たす動きが起きなかったのかということ関して、怒りを感じています。会見で何か話されるのか、これまでの対応では許されないことは、フジテレビの経営幹部が一番分かっていることだと思います」と強く指摘した。

 また、フジ・メディア・ホールディングの大株主である米投資ファンドのスダルトン・インベストメンツの「第三者員会を設置すべき」とする声明にも言及。「英語の声明を読んだんですけれども、非常に強い言葉を使っているんですよ。アウトレイジ(outrage)ですが、『憤慨』という訳を使っているところもありましたが、『ブチ切れている』に近いニュアンスです。かなりの怒りを表現した英語です」とフジテレビの置かれた状況を語った。

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