蓮佛美沙子、吹き替えなしでパティシエ役に挑戦 1か月半お菓子稽古「ほぼ毎日練習していた」
俳優の蓮佛美沙子が16日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた20日スタートの夜ドラ『バニラな毎日』(月~木曜午後10時45分)の会見に、共演の永作博美、木戸大聖、演出チーフの一木正恵氏とともに出席した。
撮影本番は「楽しくて大変でした」
俳優の蓮佛美沙子が16日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた20日スタートの夜ドラ『バニラな毎日』(月~木曜午後10時45分)の会見に、共演の永作博美、木戸大聖、演出チーフの一木正恵氏とともに出席した。
孤独な人たちの心の渇きをお菓子が癒す、じんわり心があたたかくなる小説『バニラな毎日』をドラマ化した本作。大阪の小さな洋菓子店の厨房で、五感を刺激するお菓子の魔法が、ささやかな幸せを生み出していくスイーツ・ヒューマンドラマとなっている。
パティシエの白井葵を演じる蓮佛は、本作が大好きだそうで「こんなに胸がいっぱいになった作品は初めてでした。生きていると理不尽に思うことや、受け入れ難いこと、いろんなことがあると思うんですけど、この作品はそんな私たちの人生をまるっと肯定して、“1人じゃないんだよ”と抱きしめてくれるような、人間讃歌のようなドラマになったと思います」と目を輝かせ、「この作品に私自身がすごく救われたので、頑張っている人とか、頑張れない人とか、頑張り方がわからない人とか、1人でも多くの方にこの作品を届けて、ドラマを通して仲間になれたらいいなと思っています」とアピールした。
また、お菓子を作るシーンは吹き替えなしで、すべて蓮佛が行ったそうで「パティシエ役でプロで、『うまい』と言われている設定なので、本当に大変でした(笑)」と吐露し、事前に監督からは「できなかったら吹き替えでも」と提案を受けていたそうだが「自分の中でどうしても“自分でやりたい”という思いがあったので、クランクインする1か月半くらい前からお菓子稽古をしていただいて、道具もお借りしてお家に持って帰って、ほぼ毎日、1か月半くらいは何かしらを触って練習するようにしていました」と努力したことを告白。
それでも、撮影本番は緊張したそうで「数にも限りがあって『あと1個です』とか言われたこともあったりしたんですけど、なんとかギリギリ、すべてのお菓子作りのシーンを自分でやることができたので安心しました。楽しくて大変でしたね」と笑顔で語った。
なお、普段から自炊はするものの、お菓子作りに関しては「すべてをぶち込んで混ぜて焼く系のお菓子しか作ったことがない」と言いつつ、1週目で登場するタルトタタンのおいしさに衝撃を受けたそうで「先生にレシピをいただいたのので、これから目覚めようかなと思っています」と意欲を見せた。