SKY-HIがCEOを務めるBMSG初のガールズグループオーディション『No No Girls』の最終審査「No No Girls THE FINAL」が、11日に神奈川・Kアリーナ横浜で開催され、デビューメンバーが発表された。最終審査に進んだ10人のうち7人でのデビューが決定。グループ名も発表された。

　同オーディションはプロデューサーにラッパーでアーティストのちゃんみなを迎え、「身長、体重、年齢はいりません。ただ、あなたの声と人生を見せてください」というメッセージでスタート。これまでにグループ審査やクリエーティブ審査、疑似プロ審査など5回の審査が行われ、応募者約7000人の中からKOKO、KOKONA、KOHARU、JISOO、CHIKA、NAOKO、FUMINO、MAHINA、MOMOKA、YURIの10人が最終審査へ進んだ。

　この日は5次審査まで進んだメンバー20人も参加し、3次、4次、5次審査で披露した楽曲を一緒にパフォーマンス。ファイナリスト10人の最終審査では、5人ずつの2グループに分かれ課題曲『drop』を披露した。同曲は4次審査のクリエーティブ審査でHip Hopとして与えられたトラックに、ちゃんみなが歌詞やメロディーをつけ完成させたもの。さらに、ちゃんみなの楽曲の中から自分で1曲を選び披露するソロ審査も行われた。

　すべてのパフォーマンスが終了し、結果発表の時間に。ちゃんみなの審査基準は「私を超えられるかどうか」。ちゃんみなは、ファイナリスト一人一人のこれまでの努力や成長を称えて感謝を伝えると、「皆さんも見たでしょ。ただの人間、ただの女の子が、皆さんの涙を、笑顔を作りました。それを最後に完成させてくださって本当にありがとうございます」と会場に呼びかけた。

　SKY-HIも、「本当にひとつのきっかけや出会いで人生って劇的に変わる。どういう人生であっても、あなたたちと出会える人生であったことが、まず自分はすごくうれしいです。あなたたちと出会えたことが心から誇りです。こんなものを見せていただけるなんて。人生長いこと生きてきて、会社を作ってきて、グループ作ったりして、それでもいくつかの達成感と、いくつかの悔しさと、いくつかかなえた夢と新しくできる夢と、その中でひとつ、皆さまの夢に触れられたことが自分の人生にとって、多分死ぬまで誇りです。ありがとうございました」とファイナリストを称賛した。

　その後、ちゃんみなの口から順不同で発表されたデビューメンバーの名前は、CHIKA、NAOKO、JISOO、YURI、MOMOKA、KOHARU、MAHINAの7人。ソロ審査で大迫力の歌唱を見せたCHIKAは一番に名前を呼ばれると、一歩前に出て泣き崩れた。大手事務所に所属経験がありながらもオーディションに落ち続けてきた過去から、「私に『No』と言ってくれた人たちが（いたから）、私の音楽に対する思いがどんどん大きくなって、こんなすてきな場所に出会えた。これから誰かのために、私が人生をかけて伝えていかなきゃいけない」と語った。

　また、これまでに『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS（日プ女子）』など大型オーディションの最終審査に進みながらもデビューを逃してきたMOMOKAは、「自分の中で止まっていた時計の針が、やっと、動き出すことができた」と涙ながらに語り、「自分が自分に甘えていた部分を、ちゃんと面と向かって教えてくださったのが、ちゃんみなさんでした。自分の至らないところなど、ちゃんと面と向かって自分と向き合えたこのオーディションの期間は、自分にとって人生で大切な1年だったと思います」と振り返った。

　ちゃんみなは、7人のガールズグループ名が「HANA」になると発表。「これは終わりじゃないです。始まりです。本当に、頑張って、頑張って、頑張って咲いたみんななので、『HANA』という名前をつけました。みんなにとってもふさわしいと思います。絶対に終わりません。枯れない花を私も一緒に作ってみせます」と、グループ名の由来も伝えた。さらに『drop』でのプレデビューと、ソニー・ミュージック・レーベルから今春メジャーデビューすることも発表。「デビュー直前イベントも開催予定ですので、皆さんも、もっと大きくなった、もっと成長した『HANA』を見に来てください」と呼びかけた。

○CHIKA
「まずはちゃんみなさん、SKY-HIさん、関わってくれたスタッフの方々、そして今日来てくれた方、来られなかった方々、応援してくれた方々、本当に本当にありがとうございます。今まで、私に『No』と言ってくれた人たちが（いたから）、私の音楽に対する思いがどんどん大きくなって、こんなすてきな場所に出会えた。人生って全部自分のためにあるんだなって思えたし、これから誰かのために私が人生をかけて伝えていかなきゃいけないと思うので、皆さん今後とも本当によろしくお願いいたします」

○NAOKO
「本当にありがとうございます。またひとつ、新しい夢ができて、もっともっとたくさんの人を幸せにできるアーティストになります。今日は本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします」

○JISOO
「まずは、ありがとうございます。私は音楽を始める前に、昔から『頑張れば何でもできる』と信じていたんですけど、音楽を始めてからは、『頑張ってもできないこともあるんだ』と思っちゃいました。でも、今思ったら多分、時間と努力がもうちょっと必要だったかもしれないです。今日こうやってたくさんの方々に作ってもらった機会、チャンスを大事にしながら、これからも頑張ります。これからもよろしくお願いします」

○YURI
「まずは本当にありがとうございます。私の今までやってきたことがウソではなかったんだなって信じることができましたし、皆さんに伝えることができたんだなと思うとすごくうれしく思います。自分の弱さを出せるような仲間にも出会えて、本当にいい時間を過ごさせていただきました。これからももっと努力して続けて、たくさん伝えていきたいと思います」

○MOMOKA
「自分の中で止まっていた時計の針が、やっと、動き出すことができたかなと思っています。今まで自分が自分に甘えていた部分とか、人に優しくしようと思うあまり自分に優しくし過ぎていた部分がたくさんあったと思っていて、そのことをちゃんと面と向かって教えてくださったのが、ちゃんみなさんでした。自分の至らないところなど、ちゃんと面と向かって自分と向き合えたこのオーディションの期間は、自分にとって人生で大切な１年だったと思います。その私の人生に関わってくださった、番組を見てくださったみなさんを始め、家族のみんな、スタッフのみなさん、本当にありがとうございます。私はここからまた大きな一歩を歩み出して、見てくれているみんなの人生を変えられるようなアーティストになろうと思います。絶対にそういうアーティストになります。これからもよろしくお願いします」

○KOHARU
「まずは本当にありがとうございます。このオーディションに出会って応募して、みなさんと出会って、自分の人生の中で一番濃い時を過ごしたのが、この期間だったんじゃないかなと思います。それと共に、自分も人としてアーティストとして大きく成長できたと思うし、自分を愛すことができ始めているので、まだまだやることはたくさんあるし、もっと私はすごい人になるので、まだまだ見届けていただければ幸いです。それで、いずれは皆さんの、本当の意味で生きる理由になれたらいいなと思います。よろしくお願いいたします」

○MAHINA
「まずは本当にありがとうございます。また夢と希望をいただけたことがすごくうれしく思います。まだまだ実感が全然わきませんが、今日見ているこの幸せな景色を見ることができて、本当にうれしく思います。これから先私もまだまだ、まだまだ努力することがたくさんあるので、そこは努力を止めずにこれからも進んでいきたいと思います。そして皆さんの笑顔になるきっかけになれるアーティストになりたいです。これからもよろしくお願いします」