シンガー・ソングライターの米津玄師による『Lemon』のミュージックビデオが、12日12時8分にYouTube再生回数9億回を突破した。公開から6年と320日での快挙となり、「日本人アーティスト史上最高再生回数」の記録を自ら更新した。

『Lemon』は、2018年TBS系連続ドラマ『アンナチュラル』の主題歌として書き下ろされ、大切な人を失った悲しみや喪失感を痛切に歌う楽曲。ミュージックビデオの監督は山田智和氏が務めた。

『Lemon』のヒット来歴としては、日本レコード協会において「史上最速」300万ダウンロード認定を受け、18年の年間ランキング主要チャートを総なめに。『第69回 NHK紅白歌合戦』では、徳島の大塚国際美術館より生中継されたテレビ初歌唱が大きな話題となり、その後19年も人気が伸び続け、Billboard JAPAN年間ランキングにおいては「史上初」の2年連続首位を獲得した。

　昨年12月31日には、6年ぶり、2回目のテレビ歌唱として『第75回NHK紅白歌合戦』に出場。NHK連続テレビ小説『虎に翼』の主題歌、『さよーならまたいつか！』を披露した直後の大台突破となった。

　米津玄師のMVは『Lemon』の他にも、『打上花火』が6.4億再生、『アイネクライネ』『LOSER』『ピースサイン』が3億再生越え、『パプリカ』『灰色と青』『まちがいさがし』『馬と鹿』『感電』が2億再生越えをしており、1億再生超えタイトルは全16作品となっている。