タレントの上沼恵美子が12日、読売テレビ『上沼・高田のクギズケ！』（日曜午前11時40分）に出演。女性とのトラブルで解決金を払って示談したと報道され、9日に声明を発表して、トラブルと示談成立を認めて謝罪した中居正広についてコメントした。

　中居のレギュラー番組が休止や、出演部分カットなどの対応をとり、出演CMの動画が削除されるなど、“騒動”が拡大。声明でも「なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」という文言がネットを含めて波紋を呼んでいる。上沼は声明について「違和感あるんですよ。その文章だけね。『（支障なく続けられる）ことになりました』って、どこから発表されたやろうって思ったら、ご自分で言ってる声明文なんですよね」と話した。

「守秘義務やけど、これだけ大きくなっちゃったわけですよ。漏れたというのかな、やっぱり被害者といいますか、女性の方はショックだから友達なり、身近な方には9000万円（と言われる）示談の前にしゃべってると思う。悩んでね。その辺から（出た)っていうのがあるかもわからないし。どこから出たって言うんじゃないけど」と私見を披露した。

　上沼は中居について「お芝居うまいんですよね。『砂の器』松本清張の和賀英良の役なんて、加藤剛さんが映画でやり、田村正和さんがテレビで。一番（中居が）和賀英良やったわ。お会いしたときに、それものすごいほめたんです。うれしそうな顔しはってね。『最高でしたよ』って偉そうに言わしていただいたら、“うれしいな”みたいな顔された。だから“もったいないな”思ったんですよ」と役者としても一流のイメージだと告白した。

　直後に声のトーンを上げると、「何でこんなくだらないことで、人生棒に振るのかなっていうのがね、分からない」と残念がると、「“女性にいくら払ったからええやろう”とか“法律的にOKだ”なんて言ってんのは思い上がり」と斬り捨てた。「何か忘れ物してきてんねやろうね、人生で。あれだけ急に大スターになってしまうと、なんぞ忘れ物してきてるような気がするわ」と考えを示すと、「（ダウンタウン）松本（人志）さんもですよ」と付け加えた。

　上沼は「女性の気持ちになってくださいよ、男性も。傷ついたものって絶対あるわけだし、深い傷だ。痛い、まだ」と要請した後、「何で結局、私しゃべんねやろう。私ってしゃべりやな。初めて気ぃついたわ」と発言。島崎和歌子から「いま気づきました？」と言われ、「うん」と肯定。「これ（中居の騒動）のコメントは全くないって言うてたの。打ち合わせの時は」と裏話を打ち明けつつ、「ホンマにないもん。ないんですけど、ちょっと悔しさありますね。しょうもないことでと思いますね」と心境を吐露。「重いなあ。何か毎年、年末からこういうの多いね。一昨年から」とぼやいた。