TOBE所属の5人組wink first、平均年齢12.6歳が明かしたプロ意識&社長からの金言 「目標は東京ドーム単独公演」

TOBEのTRAINEE(研修生)によって結成された5人組・wink firstが、ENCOUNTのインタビューに応じた。12~14歳の5人は2024年3月14日に結成が発表され、同社のTRAINEEとしての日々を送っている。先輩たちと一緒に東京ドームのステージにも立ったが、目指すは同所での単独公演と世界進出。希望に満ちあふれる5人にTOBE入りのきっかけや、今後のビジョンを聞いた。

2024年3月14日に結成が発表されたwink first【写真:ENCOUNT編集部】
2024年3月14日に結成が発表されたwink first【写真:ENCOUNT編集部】

インタビューで語った入所の経緯とビジョン

 TOBEのTRAINEE(研修生)によって結成された5人組・wink firstが、ENCOUNTのインタビューに応じた。12~14歳の5人は2024年3月14日に結成が発表され、同社のTRAINEEとしての日々を送っている。先輩たちと一緒に東京ドームのステージにも立ったが、目指すは同所での単独公演と世界進出。希望に満ちあふれる5人にTOBE入りのきっかけや、今後のビジョンを聞いた。(取材・文=水谷賀奈子、構成=柳田通斉)

 都内にあるTOBEのオフィス。5人(島田泰我、藤代翔真、松崎光、川田瑠輝、小助川優)は緊張の面持ちで席に座った。まず、TOBEのオーディションを受けたきっかけを聞くと、12歳の小助川が真っ先に答えた。

「小学1年生の時にテレビで見た平野紫耀さんを『かっけぇ』と思い、憧れたことをきっかけにダンスを始めて、この業界に入りたいと思いました」

 13歳の川田も「小さい頃からダンスをやっていたのですが、小学4年生の時に平野紫耀さんを見て『アーティストになりたい』という思いが強くなりました」と続けた。

 Number_i(平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太)の影響力は大きいようだ。

 12歳の松崎は「『TOBEならダンスを生かせるかも』と思った時、お母さんが応募してくれました」と明かした。

 年齢的に両親の行動力も1つのポイントになっている。12歳の島田も「歌うことも好きでいろんなことをやってみたくて。それを知っているお母さんがTOBEのオーディションを探してきてくれました」と言い、14歳の藤代も「ダンスも歌も経験はなかったのですが、前からこの業界に興味があって、親から『やってみない?』と言われてTOBEのオーディションを受けました」と振り返った。

 そして、大勢の応募者からTRAINEEに選ばれた。

 藤代だけは「合格したという実感はあまりなかったです」と言ったが、他の4人は「めっちゃうれしかったです」「お母さんが飛び跳ねて喜んでいて、僕もさらにうれしくなりました」などと当時の喜びを表現した。

 藤代「合格したという実感はあまりなかったのですが、いろいろ積み重ねてやってきて『自分はアーティストになるんだ』と実感しています」

 川田「僕も受かった時は信じられませんでした。お母さんは、泣いて飛び跳ねていました(笑)。そこから、少しずつ表に出るようになって『今、自分はこういう立場にいるんだ』と分かってきました」

 その後、5人は社長から直々に「wink first」というグループとして活動していくことを告げられた。

 小助川「その時、グループ名のwink firstには『ウィンク1つでいろんな人を幸せにする』という意味が込められていると聞きました」

 社長からの言葉となると、より緊張感を覚えるのだろう。藤代は「『社長やいろんなスタッフさんから期待されているんだな』とプレッシャーもありましたが、この5人でやれるということがうれしかったです」と当時の心境を語った。

 川田も「社長から言われた時に、世間の人から見られる立場になるという点で不安もあったのですが、それだけ注目してもらえるということなので『頑張ろう』と思えました」とやる気につながったという。

 wink firstとしての最初の楽曲『Candy』を初めて披露したのは、昨年3月14日に東京ドームで開催されたTOBE初のコンサート『to HEROes ~TOBE 1st Super Live~』だった。

 松崎「先輩方が歌って踊っていて『すごいな』と思いながら見ていました。僕は心臓がバクバクで、すごく緊張しました。でも、踊り始めてからは楽しくて、終わったら『終わっちゃったな』という悲しい気持ちもありました」

 一方で、島田は「景色がすごくきれいで、ステージに立たせてくれた社長やスタッフさんへの感謝の気持ちでいっぱいでした」と感謝の言葉を口にした。

小助川優、松崎光、島田泰我(左から)【写真:ENCOUNT編集部】
小助川優、松崎光、島田泰我(左から)【写真:ENCOUNT編集部】

「パフォーマンス力の向上」「表情管理」の話し合いも

 ファンの前で歌い踊り、先輩たちのYouTubeに出演することで少しずつ「wink first」としての自覚が高まってきた5人。普段の生活においても、これまでとは違った意識が芽生えてきた。

 川田「人の前に立つお仕事なので、発言には気をつけるようになりました。日常的に使っている言葉がお仕事でも出ると思うので」

 小助川「寝る時間が早くなりました。前は12時まで起きていたのですが、9時くらいには寝ています。お肌にも悪いし、健康の面も考えた方がいいと思って」

 島田「これから忙しくなってしまうかもしれないので、今のうちに勉強を頑張っています。そのおかげで、成績も上がりました」

 松崎「ダンスを覚えるのが苦手で遅かったのですが、TOBEに入ってたくさんやっていくうちに、体が覚えていくようになってうれしいです!」

 藤代「ダンス未経験でステップも何も分からなくて、全然できませんでした。でも、基礎から始めてだんだん踊れるようになってきたので、早くみんなと同じくらいになりたいと思って頑張っています」

藤代翔真(左)、川田瑠輝【写真:ENCOUNT編集部】
藤代翔真(左)、川田瑠輝【写真:ENCOUNT編集部】

 今後については「音楽番組やYouTubeに出たい」「お芝居をしてみたい」「冠番組を持ちたい」「ロケに行ってみたい」などと幅広く活動したい思いがあるwink first。その上で5人が声をそろえたのは「パフォーマンス力の向上」だった。

 島田が「ダンスを頑張りたい」、松崎が「ダンスをそろえたい」と言い、小助川は“表情管理”について語った。

「振りだけではなく、楽しい曲はにっこりして、かっこいい曲はクールな表情をするといった表情管理についても話しています。そういった表情の切り替えがもっとうまくなったらいいのかなと」

 そして、藤代は「自分だけがかっこよく見えてもそろっていないときれいに見えないので、高め合っていきたいです」とグループとしての成長を期し、川田は「先輩方はリハーサルや休憩時間も話し合って練習しているので、僕たちも見習いたいです」と言って目を輝かせた。

 TOBEに所属する先輩が活躍する姿や、実際に東京ドームでパフォーマンスした経験がその思いを強くしているのだろう。最後には、最年長の藤代が言った。

「いつか『東京ドームで単独ライブをしたい』と(5人で)話しています」

 グループの結成発表から1年未満という初々しさあふれるグループだが、プロ意識はすでに持ち合わせている。ハイレベルなパフォーマンス力を持つ先輩たち。その背中を追いかけ、彼らは走り続ける。

□wink first(TRAINEE)2024年3月14日、TOBEの公式サイトで結成を発表。メンバーはTRAINEEの5人で、平均年齢12.6歳。
島田泰我(しまだ・たいが) 2012年08月14日生まれの12歳
藤代翔真(ふじしろ・しょうま) 2010年11月18日生まれの14歳
松崎光(まつざき・こう) 2012年05月09日生まれの12歳
川田瑠輝(かわだ・るき) 2011年12月21日生まれの13歳
小助川優(こすけがわ・ゆうし) 2012年3月29日生まれの12歳

※松崎光の「崎」の正式表記はたつさき

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