福山雅治、「被爆クスノキ」を利用したアイテム製作を発表 平和への願い込める

シンガーソングライターで俳優の福山雅治が8日、TOKYO FM「福山雅治 福のラジオ」に出演。故郷・長崎県に現存する被爆樹木の剪定枝(せんていし)を再利用したアイテム製作及び販売を主軸とする「KUSUNOKI プロジェクト」を始動させることを発表した。

「KUSUNOKI プロジェクト」を始動する福山雅治
「KUSUNOKI プロジェクト」を始動する福山雅治

第1弾アイテムは「KUSUNOKI キーホルダー」

 シンガーソングライターで俳優の福山雅治が8日、TOKYO FM「福山雅治 福のラジオ」に出演。故郷・長崎県に現存する被爆樹木の剪定枝(せんていし)を再利用したアイテム製作及び販売を主軸とする「KUSUNOKI プロジェクト」を始動させることを発表した。

 福山は、2014年に「被爆クスノキ」を題材にした楽曲「クスノキ」(11th アルバム「HUMAN」収録)を発表。以来、故郷である長崎稲佐山公園野外ステージ他、日本全国のライブツアー、また香港や台湾でのアジアツアーでも本楽曲を通じて「平和への願い、生命の逞しさ」について発信してきた。

「KUSUNOKI プロジェクト」は「被爆クスノキ」に新たな生命を吹き込むサステイナブルなアイテム製作を行う。

 シリーズ第1弾アイテムは、「KUSUNOKI キーホルダー」。

 被爆樹木は、それぞれの木の維持、成長促進のために数年ごとに剪定が行われる。その際、廃材となる剪定枝を、長崎市より提供を受け、職人が1つひとつ手をかけて、アイテムを作り上げた。

 福山は「終戦から75年。僕ら人間よりも遥かに長く生きるクスノキ。そして今も長崎に生きる数々の被爆樹木。その中の1本であるこの被爆クスノキが教えてくれる『生命の逞しさと脆さ』を、KUSUNOKI プロジェクトを通じて伝えてゆけたら」とコメントしている。

 受注は17日より始まり、アーティストオンラインショップ「A!SMART」で販売。価格は1個1800円(税込み)。

 なお、このプロジェクトの利益は長崎市が運営する被爆樹木の保全活動「クスノキ基金」に全額寄付される。

次のページへ (2/2) 【写真】剪定枝を再利用したアイテム
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