芳根京子、“駆け出し”時代の失敗エピ告白「オーディションの後にマネジャーと喧嘩」

俳優の芳根京子が、2025年1月14日スタートのTBS系連続ドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』(火曜午後10時)で主演を務める。TBSドラマ約10年ぶりとなる主演作で、医師1年目のイマドキ研修医・若月まどか(わかつき・まどか)を演じる。芳根が放送を前に囲み取材に応じ、役柄や共演者への印象、自身の失敗談を語った。

医師1年目のイマドキ研修医を演じる【写真:(C)TBS】
医師1年目のイマドキ研修医を演じる【写真:(C)TBS】

『まどか26歳、研修医やってます!』で主演

 俳優の芳根京子が、2025年1月14日スタートのTBS系連続ドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』(火曜午後10時)で主演を務める。TBSドラマ約10年ぶりとなる主演作で、医師1年目のイマドキ研修医・若月まどか(わかつき・まどか)を演じる。芳根が放送を前に囲み取材に応じ、役柄や共演者への印象、自身の失敗談を語った。

 本作は、水谷緑著『まどか26歳、研修医やってます!』『あたふた研修医やってます。』『離島で研修医やってきました。』(KADOKAWA)が原作。“お医者さんだって、幸せになりたい!”と願う主人公の研修医が、令和の働き方改革で変わりゆく医療現場でベテラン医師たちの試練に立ち向かい、同期の仲間たちと励まし合って、医師として女子として、人生と向き合う濃厚な2年間を描いた成長物語となっている。

――出演が決まった時のお気持ちを聞かせてください。

「俳優という仕事をしていることもあって、プライベートと仕事の境目がなくなっていると感じることもあるのですが、この作品は『どうやって自分の幸せをつかんでいくか』ということを焦点に当てていて、イマドキだと思いました。どこか新しさを感じる作品として、同世代の方にも生きていくうえでのヒントや希望がお届けできる作品になると思っています」

――研修医の役作りとして専門的なことを勉強する中で、印象に残っていることはありますか。

「クランクイン前に医療指導を受けさせていただいて、点滴の打ち方や心臓マッサージのやり方、手術での糸の締め方を教わりました。研修医として2年かけてすべての科を回る分、学ぶことは多かったです。

 一気に習ったので不安もあったのですが、おさらいしながら撮影を進められているので、今は楽しみの方が大きいです。まだ追い詰められていないだけかもしれませんが、医療監修の先生方も優しく教えてくださるので、不安は少なくなっています」

――監督やプロデューサーとは、本作についてどのようなお話しをされたのでしょうか。

「一人の女性の人生の選択に焦点を当てたお話ではあるのですが、火曜の夜にそこまで気を負うことなく見られるポップさもあるドラマだと思っています。『コミカルなシーンと真面目なシーンとのバランスはうまく考えていきたいね』とクランクインの前も撮影中も話していました。

 役柄については、ちびまる子ちゃんみたいなイメージと言われました。おっとりさもあり、ちょっと毒を吐くところもあって『いい子すぎないけれど、それがチャーミングに見えたらいいよね』と話しています」

――撮影が進む中で、楽しみなシーンはありますか。

「同期の皆さんとの研修室でのシーンは、寮みたいで青春ぽくてワクワクしています。大変なこともあるとは思うのですが、同じ目標に向かって頑張る仲間がいるというのはいいですよね。24歳という役で同世代のみなさんと一緒にお芝居できるということも、先生を演じる大先輩の方々と年齢層に幅がある現場での撮影も楽しみです」

ドラマでは野球観戦をするシーンも【写真:(C)TBS】
ドラマでは野球観戦をするシーンも【写真:(C)TBS】

『表参道高校合唱部!』以来の10年ぶりのTBSドラマ主演

――芳根さんがドラマ初主演を務めた2015年放送の『表参道高校合唱部!』以来のTBSドラマ主演となりますが、心境はいかがでしょうか。

「素直にとてもうれしいです。当時はまだ18歳で、この仕事はやりたくてもできないこともあって、続けられるかも分かっていない状況でした。そんな中『オーディションで選んでくださった方に恩返しをしたい』と仕事への意識が変わった作品でもありました。

 今回、この作品でお声がけいただいて戻ってこられたということは『これまでやってきたことは間違っていなかったよ』と言ってもらえた気がしてうれしいです。この感謝の気持ちも忘れず向き合っていきたいです」

――まどかは野球観戦することが日々の楽しみとなっています。芳根さんの日々の楽しみを教えて下さい。

「今は完全にビールですね。撮影が終わって家に帰って、お風呂に入って、台本のせりふも頭に入っている状態で飲む一本が最高です! 『今日はもう頑張らなくていい。明日も頑張ろう』という切り替えになっています」

――本作には“駆け出し”ならではの失敗エピソードも出てきます。芳根さんの失敗談があれば教えてください。

「いっぱいあります(笑)。10代の時はたくさんオーディションを受けさせてもらって、たくさん落ちました。私は『落ちるということもご縁で仕方がない』と思っていたのですが、それをマネジャーさんに言ったら『悔しがりなさい』と怒られたことを覚えています。私なりには頑張っているつもりではあったのですが、その時はマネジャーさんと喧嘩になりました。

 確かに『反省すべきだった』と、今は感じています。オーディションで選んでくださった方がいるから、お仕事をさせていただいて、今ここにいると思っています」

――最後に、この作品を通して視聴者に伝えたいことを教えてください。

「私は本作で『自分の人生は自分の人生。自分の気持ちにうそはないし、それを誰かに否定されるものでもない』と、改めて思いました。人生を楽しくハッピーに生きることが伝わってほしいです。

 楽観的な部分だけではないけれど、少しでも将来について悩んでいる方がまどかと一緒に走っていけたらうれしいです。4月から新しい道に進む方はドキドキしていると思うのですが『最初はみんな不安で初心者なので、1個ずつ学んでいけば大丈夫』と思えるような、ホッとできる作品になったらうれしいです」

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