文春報道にあったフジの姿勢「中居への調査はしていない」 “疑惑”への回答は「控える」

週刊誌などに20代女性との「性的トラブル」を報じられた中居正広が9日、公式サイトで声明を出した。「トラブルがあったことは事実」と認め、女性とは示談が成立し解決しているとした。「このトラブルについては、当事者以外の者の関与といった事実はございません」とも記しているが、8日発売の週刊文春は、このトラブルにおけるフジテレビ側の関与をあらためて指摘し、その「対応」について報じた。被害者とされるX子さんの「佐々木さんにはすぐに事件のことは相談しました」とする証言も掲載。同誌は、フジテレビ側は報告を受けたにも関わらず、「中居への聞き取り調査を現在までしていない」と断じている。この記事に関する事実確認のため、ENCOUNTはフジテレビに質問状を送付した。

中居正広【写真:ENCOUNT編集部】
中居正広【写真:ENCOUNT編集部】

ENCOUNTがフジテレビに質問状

 週刊誌などに20代女性との「性的トラブル」を報じられた中居正広が9日、公式サイトで声明を出した。「トラブルがあったことは事実」と認め、女性とは示談が成立し解決しているとした。「このトラブルについては、当事者以外の者の関与といった事実はございません」とも記しているが、8日発売の週刊文春は、このトラブルにおけるフジテレビ側の関与をあらためて指摘し、その「対応」について報じた。被害者とされるX子さんの「佐々木さんにはすぐに事件のことは相談しました」とする証言も掲載。同誌は、フジテレビ側は報告を受けたにも関わらず、「中居への聞き取り調査を現在までしていない」と断じている。この記事に関する事実確認のため、ENCOUNTはフジテレビに質問状を送付した。

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 週刊文春が、中居と20代女性との性的トラブルについての続報を打った。同誌によると、X子さんの知人の証言から、性的トラブルの現場は中居の自宅だったとしている。トラブル後、X子さんは仕事上繋がりの深いフジの幹部にその日の出来事を細かく報告し、アナウンス室長(当時)のB氏とアナウンス室部長だった佐々木恭子アナウンサーと医師の4人で話し合い、当時の編成制作局長のC氏にその内容を報告していたと伝えている。

 X子さん自身の「すぐに佐々木さんには事件のことを相談しました」とする証言も掲載。その上で「幹部3人は事態の重大性を理解していないのか、現在に至るまで中居への聞き取り調査に乗り出すことはなかった」と記している。

 この内容が事実なら、フジテレビの対応には大きな疑問が残る。なお、ENCOUNTはX子さんについては「昨夏までフジテレビに在籍した同局の元社員」だと独自取材で把握。その上で、下記の質問状を同局の広報局企業広報部に送った。

<質問状>

・週刊文春の記事には「女性は当時のアナウンス室長と佐々木恭子アナウンス室部長に中居氏からの被害を伝えた」とありますが、事実でしょうか。

・御社は女性から被害の訴えを聞いた時点からこれまでに、中居氏や所属事務所に対して聞き取り調査をしているのでしょうか。

・社内に中居氏からの被害を訴えている女性がいる中、調査をせずに中居氏がメインのレギュラー番組を続けたとなると、旧ジャニーズ問題の際に示された「性加害を絶対に許さない」とする姿勢に疑問符がつきます。そのことをどうお考えでしょうか。
 
・御社は「食事会に関しては、当該社員は会の設定を含めて一切関与しておりません」とする声明を出されています。これを発信するに至るまでの調査は、どのように行われたのかを教えてください。

 以上になります。ご回答、よろしくお願いいたします。

 そして、一夜明けて下記の回答が届いた。

【まとめて回答】

プライバシーに関わる質問については、控えさせていただきますが、一部報道にあります記事内容は、事実と異なる内容が含まれております。

 以上のように週刊文春が報じた内容に対する明確な回答はなかった。ただ、ここで報じられた疑惑は重大なもの。今後も「控えさせていただきます」で通すのだろうか。

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