マイメロ&クロミが主人公、Netflixでアニメ制作決定 脚本家「台詞を喋っていただけるなんて」
配信プラットフォーム・Netflixは、株式会社サンリオのキャラクター「マイメロディ」と「クロミ」を主人公にしたストップモーションアニメ作品、Netflixシリーズ『My Melody & Kuromi』の制作、独占配信が2025年7月に決定したことを、8日発表した。
今年はマイメロ50周年&クロミ20周年のアニバーサリーイヤー
配信プラットフォーム・Netflixは、株式会社サンリオのキャラクター「マイメロディ」と「クロミ」を主人公にしたストップモーションアニメ作品、Netflixシリーズ『My Melody & Kuromi』の制作、独占配信が2025年7月に決定したことを、8日発表した。
本作に登場するマイメロディは、素直で明るい、弟思いの女のコのキャラクター。お母さんといっしょにクッキーを焼くのが好き。1975年にデビューし、幅広いファン層に愛され続け、25年で50周年を迎えた。
一方クロミは“自称マイメロディのライバル”として2005年デビューし、25年で20周年を迎えた。乱暴者に見えるが、実はとっても乙女チックなキャラクターで、24年サンリオキャラクター大賞では総合順位3位にランクインするなど人気を博している。25年のアニバーサリーイヤーに、世界中に愛されるマイメロディとクロミの物語がNetflixで始動する。
解禁された超特報ビジュアルでは、かわいらしく思わず触れたくなるようなマイメロディとクロミの姿が初披露となった。本作ではマイメロディとクロミが住むマリーランドを舞台にしたアドベンチャーストーリーが描かれる。
監督は見里朝希氏が務める。優秀な若手クリエイターに与えられる国際賞「Young Guns 18」に選出されたほか、国内外の映画祭で多数の賞を受賞、原案・脚本・監督を手がけた『PUI PUI モルカー』で注目を集めた新進気鋭のクリエイター。本作がWIT STUDIO内に立ち上げられたストップモーションスタジオ・TORUKU初のストップモーションアニメ大作となる。
そして脚本は根本宗子氏が担当する。16年から4度にわたり、岸田國士戯曲賞の最終候補作へ選出され、22年には第25回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門新人賞を受賞。同年、自身初となる小説『今、出来る、精一杯。』が刊行され、原作・脚本を担当した映画『もっと超越した所へ。』が公開、25年1月には日本初上演となる韓国ミュージカル『ワイルド・グレイ』の日本語台本・演出を手掛けるなど常に演劇での新しい仕掛けを考える予測不能な劇作家。若手クリエイターの2人がサンリオの人気キャラクターを表現していく。
根本氏「台詞を喋っていただけるなんて」
同キャラクター、見里監督らのコメントは以下の通り。
○マイメロディ
「クロミちゃんとメロディのアニメが、なつにはじまるの た~くさんのおともだちに、わくわくをとどけたいな たのしみにまっててね」
○クロミ
「アタイとマイメロの新しいアニメが始まるよ! 世界中のKUROMIESのみんな、絶対見てくれるよな? キュートなアタイを見逃すなよ」
○見里朝希監督
「マイメロディ50周年、クロミ20周年という貴重な年を迎え、ついにこの作品を発表することができて大変嬉しいです! 『大型案件だ!』と張り切りすぎ、ストップモーションで挑戦したかった数々のことを、皆の力で『これでもか!』と容赦なくやり通すことができました。手作り感満載のマリーランドで起こる大事件と、ストップモーションの限界に挑んだアクション、そして可愛らしく動くキャラクター達に是非ご期待ください!」
○根本宗子氏
「大好きなメロディちゃんやクロミちゃんたちに台詞を喋っていただけるなんて、作家としてご褒美のような時間でした。この脚本を書いたのは実は2020年のこと。コロナ禍で、なかなか見里監督やプロデューサー達と対面でお会い出来なかったのですが、毎週決まった時間にリモートで自宅同士を繋ぎ、丁寧に言葉を交わし全員でこの作品の土台を作った時間は自分の心の支えでしたし、宝物のようなクリエーション期間でした。幅広い世代から愛されているマイメロディたちの世界への愛情が溢れんばかりに詰まった作品になっておりますので、大人から子供まで皆様それぞれお気に入りのシーンや台詞見つけていただけると思います。どんな時も、ずっとわたしの心を温かく前向き、時にクスッと笑わせてくれる存在であるマイメロディに感謝の気持ちでいっぱいです」