芸歴16年目の葵わかな、恋愛ドラマは“チャレンジ” ゲームは身近な存在「家族にいつも負けて」
俳優の葵わかなが2025年1月11日スタートのテレビ朝日系連続ドラマ『ホンノウスイッチ』(土曜午後11時)でTravis Japanの宮近海斗とダブル主演を務める。同名漫画が原作の“幼なじみの恋”をテーマにしたラブストーリーで、葵は、宮近とは別のゲーム会社で働くプランナーを演じる。2009年に俳優デビュー。17年後期のNHK連続テレビ小説『わろてんか』で主人公を好演し、一躍注目を集めた。その後もドラマや舞台などで着実にキャリアを重ね、25年の今年は芸能生活16年目に突入する。今回のドラマはその活動第1弾となり、新年を「冒険の年にしたい」と話す葵に、作品や今年の抱負などを聞いた。
幼なじみの恋がテーマ 新年第1弾ドラマで宮近海斗とダブル主演
俳優の葵わかなが2025年1月11日スタートのテレビ朝日系連続ドラマ『ホンノウスイッチ』(土曜午後11時)でTravis Japanの宮近海斗とダブル主演を務める。同名漫画が原作の“幼なじみの恋”をテーマにしたラブストーリーで、葵は、宮近とは別のゲーム会社で働くプランナーを演じる。2009年に俳優デビュー。17年後期のNHK連続テレビ小説『わろてんか』で主人公を好演し、一躍注目を集めた。その後もドラマや舞台などで着実にキャリアを重ね、25年の今年は芸能生活16年目に突入する。今回のドラマはその活動第1弾となり、新年を「冒険の年にしたい」と話す葵に、作品や今年の抱負などを聞いた。(取材・文=幸田彩華)
同作は、累計78万部を突破(紙&電子)した人気同名漫画を初めてドラマ化。葵は、宮近演じる秋山聖(ゲーム会社のプランナー)の幼なじみで、秋山とは別のゲーム会社「マニフィックゲーム」で働くプランナー・星小和(ほし・こより)に扮する。
撮影は順調に進んでいるようで、「撮影現場はとても温かい雰囲気です」と明かす。今作で連ドラ初主演となる宮近とは、21年に放送されたドラマ『インフルエンス』(WOWOW)以来の共演となり、「毎日撮影もあって大変な部分もあると思いますが、雰囲気や和やかな印象は変わらないです」と感想。そして「幼なじみの自然な空気感が視聴者にも伝わればうれしいですね」とアピールした。
作品では“幼なじみの恋“がテーマとして描かれ、葵はドラマの公式サイトで「恋愛ドラマの経験がそんなに多くないので、自分の中でも“チャレンジになるな”と思いました」とコメントしていた。
実際に影響を与えた幼なじみがいたのか気になってくるが、その存在を尋ねると、「地元(神奈川県)の友達とは今でも仲が良く、半年に1回ほど集まります」と明かし、笑顔。芸能界で出会った“仲間“とも月に1回ほど会うといい、互いの作品について意見を交わすなど交流を深めているという。「移り変わりの激しい世界ですが、当の本人たちはそんなに変わらなかったりするじゃないですか。今も昔も変わらずに応援したいし、相手もそう思ってくれるとうれしいなって」と、変わらない関係性を大切にしている。
一方で、ゲームのプランナー役に挑むにあたり、自身のゲーム体験について聞くと、「子どもの頃からゲームは身近にあったけど、全然上手じゃなくて……(笑)」と素直に告白。続けて、「家族にいつも負けて、悔しい思い出ばかりあります。ゲーム機各種を持っていますが、下手さは変わらずです(笑)。でも友達と一緒に楽しむのが好きですね」と話した。
また、ドラマ界では漫画原作の作品も多く、今回の映像化について葵自身は「漫画のセリフと実際に人が話す言葉ではニュアンスが異なることも多く、難しさを感じます」とバランスが大事と打ち明けた。
2009年にスカウトをきっかけに芸能界入り。同年の日本テレビ系ドラマ『サムライ・ハイスクール』で俳優デビューした。17年後期のNHK連続テレビ小説『わろてんか』では、吉本興業の創業者で女性興行師でもある吉本せいさんをモデルにした主人公・藤岡てんを好演。19年に初舞台を踏むなど、著しい活躍を見せている。2024年に15周年という節目の年を迎え、今後も活躍が期待される若手女優の一人だ。
16年目に突入する新年25年の抱負について聞くと、「27歳になる年で、30代が少しずつ近づいてきますが、今は『のびのびと過ごしたい』という気持ちが強いです。好きなことや、やりたいことを大切にしながら、冒険の年にしたいですね。プライベートでの旅行など、アクティブに過ごせたら」と瞳をキラリ。公私にわたり充実した時間を過ごすつもりだ。
最後に、ドラマのタイトルに関連し、日常での“ホンノウスイッチ”について尋ねると、「『名探偵コナン』が大好きで、食事中は無意識に見てしまいます。サブスク(サブスクリプション:一定期間、定額で利用できるサービス)で昔のエピソードを見直していて、今は2011年放送分を観ています」と素顔を垣間見せた。
今後も仕事にプライベートに自分らしく突き進んでいく。
□葵わかな(あおい・わかな) 1998年6月30日、神奈川県生まれ。2009年に俳優デビュー。その後はドラマ、映画、CM、ナレーションなど幅広く活動する。17年にNHK連続テレビ小説『わろてんか』でヒロイン・藤岡てんを演じる。24年9月スタートのNHK BS時代劇『おいち不思議がたり』では、おいち役で主演した。ほか、主な出演ドラマはTBS系『ブラックペアン シーズン2』(24年)、『Dr.チョコレート』(23年)など多数。また、19年に『ロミオ&ジュリエット』で初舞台&ミュージカルに初出演。活躍の場を舞台にも広げ、同年、第43回エランドール賞新人賞を受賞した。24年には『セツアンの善人』でシェン・テとシュイ・タの一人二役、20年と23年には『アナスタシア』でヒロイン・アーニャ役を演じた。趣味は、猫を愛でること、料理。158センチ。