妻夫木聡の主演映画『宝島』が9月19日に公開 広瀬すずら出演…直木賞受賞作を実写化

俳優の妻夫木聡が主演を務め、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太らが出演する映画『宝島』の公開日が9月19日に決定したことが7日、発表された。

映画『宝島』の公開日が決定【写真:(C)真藤順丈/講談社 (C)2025「宝島」製作委員会】
映画『宝島』の公開日が決定【写真:(C)真藤順丈/講談社 (C)2025「宝島」製作委員会】

超ティザービジュアル第2弾も新たに解禁

 俳優の妻夫木聡が主演を務め、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太らが出演する映画『宝島』の公開日が9月19日に決定したことが7日、発表された。

 本作は、戦後沖縄を舞台に、史実に記されない真実を描き切った真藤順丈氏による小説『宝島』を実写映画化。審査委員から満場一致で選ばれた第160回直木賞をはじめ、第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞を受賞している。

 監督は、時代劇からアクション、SF、ドラマ、ミステリーやファンタジーまで、幅広く手掛ける大友啓史氏が務める。

 2019年に原作権を取得してから、6年の歳月を経ての公開。当初開発は順調に進み21年にクランクイン予定だったが、度重なるコロナ禍に2度の撮影延期を経て実際にクランクインできたのは24年2月。スタッフ・キャスト全員が「どうしても今の時代に届けたい」という強い情熱を持ち進んできたからこそ実現したプロジェクトが本格始動を迎える。

 大友監督のもと、沖縄がアメリカだった時代を真正面から描き切る。実際に起きた事件を背景に進行する物語に当時の状況を徹底的に調べ尽くし、リアルな沖縄を再現。クライマックスのシーンでは、延べ2000人を超えるエキストラも投入され、その群衆一人一人にまで演出を加えていく大友監督により、当時の息遣いまで再現されたリアルな感情の爆発シーンなど、想像を遥かに超えたスケールで描かれる。

 本編は、現在完成に向けて編集中となるが、公開日決定にともないアメリカ統治下の沖縄を感じさせる超ティザービジュアル第2弾が新たに解禁。アメリカ軍に営業許可を受けた「A サイン」を掲げるバーの前に置かれるのは、米軍関係者のものと思われる巨大なアメ車。当時は右側通行で支払いはドル。全てをアメリカに支配された環境の中、日本人として若者たちはどのように生き抜いたのか。息を呑むほどの緊迫感の中で渦巻くリアルな感情が、1枚の写真から伝わる。

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