棚橋弘至、柴田勝頼と魂の逆水平1本勝負 試合後は“再戦”に含み「ネクスト、期待したいね」

1月5日、東京ドームにて新日本プロレスがアメリカの巨大団体・AEWとの対抗戦の様相を呈した「WRESTLE DYNASTY」を開催。第2試合では、前日1.4東京ドーム大会で急きょ決定した棚橋弘至と柴田勝頼のエキシビジョンシングルマッチが行われた。若手時代に苦楽を共にした2人が、片や1年後に引退する社長兼選手、片やAEW所属と環境が大きく変わった今、5分1本勝負ながらドームのリングで対決する。

棚橋に逆水平チョップを打ち込む柴田【写真:(C)新日本プロレス】
棚橋に逆水平チョップを打ち込む柴田【写真:(C)新日本プロレス】

エキシビジョンシングルマッチが急きょ決定

 1月5日、東京ドームにて新日本プロレスがアメリカの巨大団体・AEWとの対抗戦の様相を呈した「WRESTLE DYNASTY」を開催。第2試合では、前日1.4東京ドーム大会で急きょ決定した棚橋弘至と柴田勝頼のエキシビジョンシングルマッチが行われた。若手時代に苦楽を共にした2人が、片や1年後に引退する社長兼選手、片やAEW所属と環境が大きく変わった今、5分1本勝負ながらドームのリングで対決する。

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 まずは憂いを帯びたイントロからスタートする入場曲『Takeover』で、赤いタオルを首に巻いた柴田が登場。続いて明るさ満載の『LOVE & ENERGY』に乗って棚橋が登場し、柴田の待つリングへ。試合時間が5分と限られているが、緊張感のある手四つからロックアップで互いの力量を測る。

 ロックアップで棚橋をロープに押す柴田の後ろ姿がドームの大画面に映し出されるが、アントニオ猪木さんそっくりだ。その後、2人はチョップの打ち合いへ。互いの胸板が真っ赤に染まっていくが、柴田の逆水平に押され気味の棚橋は頭突きで窮地を脱しようとする。そして棚橋はドラゴン・スープレックスを狙うが、柴田は逆水平のみで攻め続ける。今の新日本プロレスでできる柴田の戦いをして、5分時間切れのゴングを聴いた。試合後2人は何事か言葉を交わし抱擁し、バックステージへと消えた。

試合後に健闘を称え合った柴田と棚橋【写真:(C)新日本プロレス】
試合後に健闘を称え合った柴田と棚橋【写真:(C)新日本プロレス】

 試合後、棚橋は「5分じゃ短いね。ただ、柴田選手と25年前、同じ日にデビューして、若手の頃、何度もシングルマッチがあって、そしてまた今回1対1で向かい合えた。向かい合えたっていうこと自体が、今の状況を考えると特別なことだと思いますけど、ネクスト、期待したいね」と再戦に含みを持たせた。

 一方の柴田は笑顔で「新年あけましておめでとうございます」からスタート。「棚橋君が社長に就任して、残り1年。この1年を本当にレスラーとして大事に使ってほしい、そういう気持ちしかありませんね。今日はたった5分ですけど、同じリングに上がって向き合うっていうのは、ホントにこの1年でできるか、できないか、ぶっちゃけわからないんですよ。棚橋君が引退する前に、シングルマッチかタッグ組んで試合したいですね。もし疲れてなければアメリカまで来て、試合をしましょう。続きをしましょう」とこちらもネクストに期待していた。

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