綾瀬はるか、大河の語り起用は脚本・森下佳子氏のリクエスト 「声だけよりは…」で出演も実現
俳優の横浜流星が主演を務めるNHKの大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(日曜午後8時)の第1回が5日に放送された。本作の語り・九郎助稲荷を担当する綾瀬はるかについて、脚本を手掛ける森下佳子氏が起用理由を明かした。
『JIN-仁-』『義母と娘のブルース』でもタッグ
俳優の横浜流星が主演を務めるNHKの大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(日曜午後8時)の第1回が5日に放送された。本作の語り・九郎助稲荷を担当する綾瀬はるかについて、脚本を手掛ける森下佳子氏が起用理由を明かした。
本作は18世紀半ばの江戸を舞台に、江戸のメディア王として時代の寵児(ちょうじ)となった“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜)を軸に描く痛快エンターテインメント。綾瀬が演じる九郎助稲荷は吉原、江戸、そして蔦重を天から見守り、時に蔦重に寄り添いながら、物語を案内していく。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
綾瀬と森下氏は、TBS系連続ドラマ『JIN-仁-』、『わたしを離さないで』、『義母と娘のブルース』など数々の作品でタッグを組んできた。今回の綾瀬の起用について、森下氏は「やってくれたらいいな~くらいな感じで(NHK側に)聞いてもらいました」と自らのリクエストだったという。
「綾瀬はるかさんの声って、耳にスッと入ってくる聞きやすい声」と特徴を挙げた上で、今作は当時の江戸や吉原の文化について説明する場面が多いことから「親しみのある声の人がいいなってことで、はるかちゃんがいいんじゃないか」と狙いを明かした。
第1回では、綾瀬演じる九郎助稲荷が声だけでなく花魁(おいらん)姿で吉原を案内する様子も見せた。森下氏は「できれば声だけよりは、お稲荷さんの体を張った案内もしてくれないかな~っていう願いはちょっとありました。『いいよ』って言ってくれたので」と綾瀬も快諾したと説明。
そんな出演シーンでは、花魁に化けた九郎助稲荷の影がキツネの形になっているとポイントも明かすと、森下氏は「みなさん、お稲荷さんを好きになってくれたらいいなと思っています」と呼びかけた。