ロンブー淳、コンプレックスがあるなら「学歴ではなく学習歴」 大学院進学の選択肢
お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳が6日、自身がCEOを務める株式会社itakotoの遺書動画サービス「ITAKOTO」のオンライン記者発表会に出席した。
「自分の人生がきっと明るく照らされるはず」
お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳が6日、自身がCEOを務める株式会社itakotoの遺書動画サービス「ITAKOTO」のオンライン記者発表会に出席した。
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「ITAKOTO」は遺言を納めた動画に特化した動画共有サービスで、アプリのガイドに従って撮影した遺書動画をアップロードすると、指定した相手に動画URL付きのメールが送られる。受け取った相手はウェブ上でその動画を閲覧できるというもので、同サービスには法的な拘束力はない。
4年前にはすでに「ITAKOTO」の構想を練り始めていたという淳。だが、「1000万円あれば(システムを)開発できる」として始めたクラウドファンディングを達成することは叶わず、計画は1度頓挫した。淳は2019年4月から慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科に在籍中。「ポリシーをどう育てていくか、サービスを作るのはどういうことなのかを総合的に学べる場所」(淳)で研さんを積み、今回こそ計画を実行に移した。
18年には青山学院大学合格を目指して受験に挑戦し話題を呼んだ。一部からは「学歴コンプレックス(自身の学歴に対し劣等感を抱くこと)だ」とやゆされることもあると言うが、「コンプレックスがあるんだとしたら、学歴ではなく学習歴」と笑い飛ばす。「自分が『知りたい』とか『やってみたい』ということをすぐに行動に移す少年だった。学ぶという大層なものじゃなくて、知りたいとか、自分が理解できないから人に聞きたいというレベルの延長上に今もある感じ」だと言い、大学院進学という選択肢についても「知りたいことが詰まっている場所に自分が足を運んで、いろいろ話を聞いてみたいという感情で動いています」と胸を張った。
同サービスは3日に公開されたばかり。淳は「このサービスには色んなご意見があると思う。タブー視されている死についての話を、自分が健康体で思考がはっきりしている状況の中で向き合うことで、自分の人生がきっと明るく照らされるはず」と最後まで真摯に語っていた。