【RIZIN】「これが総合格闘技」死闘のYA-MAN、強行出場を明かす「脇腹は試合の2週間前に折れてた」
第8試合ではYA-MAN(TARGET SHIBUYA)がカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)に判定負け。試合後の記者会見では脇腹を痛めていたことを明かした。
ダウトベックは「YA-MANは日本の中の格闘技選手としてベスト」と賛辞
格闘技イベント「RIZIN DECADE」(31日・さいたまスーパーアリーナ/ABEMA PPVで全試合生中継)第2部・第8試合 RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
第8試合ではYA-MAN(TARGET SHIBUYA)がカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)に判定負け。試合後の記者会見では脇腹を痛めていたことを明かした。
「これが総合格闘技ですね。難しいですね」と語ったYA-MAN。あばらを抑えながら咳き込む姿は、試合が死闘であったことを物語っていた。
対戦相手のダウトベックの武器は“岩の拳”と呼ばれる絶対的な左ストレート。しかし、この日は果敢にテイクダウンを取ろうとタックルを仕掛けていた。
「打撃面では最初から負けないと思ってたんで、そこで負けてるつもりは試合中も全くなかった。でも総合力で負けたっすね。タックルに来るタイミングとかもすごいうまくて、打撃で入ろうとしたところにタックル来たりしてたんで、やっぱそこはうまいっすよね」と素直に評価していた。
調整段階では思わぬアクシデントがあった。「脇腹は試合の2週間前ぐらいになんか練習で折れちゃって、それでめちゃくちゃ痛いっす。ベストコンディションでやりたかったんですけど、多分それがなくても、今回の試合は結果がなかったなって感じですよ」と一時は欠場も考えていたことを明かした。
YA-MANの直前に会見場に登場したダウトベックは7戦連続1Rで勝利していたが、この日は目尻に深い傷を負い、顔を大きく腫らしていた。「YA-MANは日本の中の格闘技選手としてベストのうちの1人だと思います」と評価し最大限の賛辞を送っていた。
「本当、勝ちたかったなまじで」と大きく息を吸い上を向いたYA-MAN。最後は若干フラつきながらも、前を見据えた。