大みそかRIZIN、レフェリーがパンチ被弾の異例事態 カリミアンの暴走に「ルール守れ」「レフェリー強すぎやろ」

朝倉未来―平本連の“代理戦争”第7試合は元K-1ファイターの安保瑠輝也(MFL team CLUB es)とK-1の“反則王”シナ・カリミアン(SINA ARMY)が対戦。やりたい放題の反則合戦となり、この試合をさばいた長瀬達郎レフェリーに称賛の声が上がっている。

大荒れの一戦をさばいたレフェリーにも注目が【写真:山口比佐夫】
大荒れの一戦をさばいたレフェリーにも注目が【写真:山口比佐夫】

バックハンドブローを起点に始まった反則合戦

格闘技イベント「RIZIN DECADE」(31日・さいたまスーパーアリーナ/ABEMA PPVで全試合生中継)第1部「RIZIN番外地」第7試合 RIZINスタンディングバウト特別ルール:2分6R(100.0kg)

 朝倉未来―平本連の“代理戦争”第7試合は、元K-1ファイターの安保瑠輝也(MFL team CLUB es)とK-1の“反則王”シナ・カリミアン(SINA ARMY)が対戦。やりたい放題の反則合戦となり、この試合をさばいた長瀬達郎レフェリーに称賛の声が上がっている。

 前日計量では安保は81.15キロ、カリミアンは97.75キロでクリア。体重差は実に16.6キロだった。身長差も180センチの安保に対して、カリミアンは2メートルと実に20センチの差があった。

 ルール関係なし、もはや喧嘩だった。手数よりも口数の多かったカリミアンは5R、今回の試合で反則となっているバックハンドブローを繰り出す。レフェリーから注意が与えられるが、安保もその後バックハンドブロー。収拾のつかない事態となっていた。

 さらにその後、レフェリーが2人を止めるため割って入る場面では、2人とも制止をふりきり近距離で打ち合いに。安保のパンチが1発、カリミアンのパンチが2発、レフェリーに入る前代未聞の事態が起きていた。

 試合が終わると、パンチをもらってしまった長瀬レフェリーは首を動かしダメージを気にする動作も。観客からは選手ではなく、レフェリーに拍手が送られていた。

 この試合にファンからは「レフェリー強すぎやろ爆笑」「勝者はレフェリーやろ」「なんだこれ」「気の毒でならない」「やばすぎる」「カリミアンの諸々はRIZINなら笑えるな」「スポーツなんだよ。ルール守れクソ野郎」「カリミアンの暴走笑ったw」「カリミアンはヒールを全うしてくれた」「とんだ茶番だ」などの声が上がっている。

 なお、試合は安保が判定勝ちを収めた。

次のページへ (2/2) 【動画】カリミアンがレフェリーを殴る実際の瞬間
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