SEVENTEEN、ドームを巡ったワールドツアー日本公演を完走「また、13人で戻ってきます」【ライブレポート】

デビュー9周年のK-POPボーイズグループ・SEVENTEENが22日、福岡での公演を終え、ワールドツアー日本公演「SEVENTEEN [RIGHT HERE] WORLD TOUR IN JAPAN」を完走した。愛知、東京、大阪、福岡の4大都市を巡るドームツアーで、その揺るぎない人気を証明した。ENCOUNTは、今月4日に開催された東京ドーム公演の初日を取材。ライブレポートをお届けする。

ワールドツアー日本公演を完走したSEVENTEEN【写真:(P)&(C) PLEDIS Entertainment】
ワールドツアー日本公演を完走したSEVENTEEN【写真:(P)&(C) PLEDIS Entertainment】

揺るぎない人気を証明

 デビュー9周年のK-POPボーイズグループ・SEVENTEENが22日、福岡での公演を終え、ワールドツアー日本公演「SEVENTEEN [RIGHT HERE] WORLD TOUR IN JAPAN」を完走した。愛知、東京、大阪、福岡の4大都市を巡るドームツアーで、その揺るぎない人気を証明した。ENCOUNTは、今月4日に開催された東京ドーム公演の初日を取材。ライブレポートをお届けする。(取材・文=近藤加奈子)

 ステージのスクリーンが左右に開き、黒い衣装をまとったメンバーが登場した。歌い出しを担当するWONWOOの声が響くとすさまじい歓声が上がり、一瞬で会場の空気を掌握した。『MAESTRO -Japanese ver.』では、高速ステップのダンスブレイクにCARAT(SEVENTEENのファンネーム)は熱狂。コールのタイミングも見事に合い、SEVENTEENとCARATの絆の強さを感じさせた。

 MCではHOSHIが「久しぶりです。皆さん会いたかったですか」と問いかけ、CARATも大声でレスポンスした。そして、ひざのけがで昨年の5大ドームツアーは不参加だったS.COUPSは遠くの席を指差し、「僕はあそこで公演を見ていたんです」と告白。一転、今年は東京ドームのステージに立てたことで「みんなと一緒にこのステージに上がることができて、本当にうれしいです」と笑顔を見せた。

 ダークな曲が続いた後はセンターステージに移動し、『Crush』をセクシーにパフォーマンス。大人数を生かした美しいフォーメーションダンスで、観客の心を奪い、最後は振りに合わせて火花が上がった。

 ユニットステージでは、HIPHOP TEAM(S.COUPS、WONWOO、MINGYU、VERNON)、PERFORMANCE TEAM(HOSHI、JUN、THE 8、DINO)、VOCAL TEAM(WOOZI、JEONGHAN、JOSHUA、DK、SEUNGKWAN)の3つに分かれ、それぞれの個性が際立ったステージを披露した。JEONGHANは兵役のため、JUNは中国活動のために不在だったが、2人を思って感極まるCARATもいた。

 その後、再び全員でステージに集結したSEVENTEEN。『Our dawn is hotter than day』を歌う際にはWONWOOが「今日は皆さんのおかげで楽しい夜ですね。楽しんでください」とにっこり。JOSHUAは「CARATの皆さんは一人じゃない」と叫び、『ひとりじゃない』を披露した。そして、花道を歩いて客席にファンサを振りまき、CARATと心を一つにした。

『God of Music』『今 -明日 世界が終わっても-』では、イントロからCARATの掛け声が大きく、足元が揺れる程の盛り上がりになった。MCではCARATと心を通わせた後、SEUNGKWANが言った。

「次の曲は僕たちの新曲です。この曲を初めて聴いた時の感情が忘れられません」

 メンバーは日本最新シングル『消費期限』を歌唱。踊らず、切ない日本語歌詞をじっくり聴かせる演出で、それぞれの高い歌唱力を再認識させた。

 衣装をチェンジした後は、『LOVE, MONEY, FAME (feat. DJ Khaled)』をパフォーマンス。「セットリストにはない日本の曲も届けたい」との思いから、アカペラで『Happy Ending』『24H』『舞い落ちる花びら (Fallin’ Flower)』などを歌い、CARATを喜ばせた。

 炎が吹き上がる中、披露した『March』ではステージが赤一色に染まった。HOSHIの雄叫びが会場に響くと、CARATのボルテージもさらに上昇した。ライブ本編のラストは『Super』。大迫力のパフォーマンスに客席もこの日一番の盛り上がりを見せ、熱気がドームに充満した。

 アンコールではメンバーがトロッコに乗って登場し、『Adore U』などを披露。ステージでは『CALL CALL CALL!』、そして、SEVENTEENのライブではおなじみの『VERY NICE』で盛り上げた。最後までCARATに全力を見せてくれるメンバー。歌い終えてもエンドレスでサビを繰り返し、CARATとの夜を楽しんでいた。

SEVENTEENのファンで埋まった東京ドーム【写真:(P)&(C) PLEDIS Entertainment】
SEVENTEENのファンで埋まった東京ドーム【写真:(P)&(C) PLEDIS Entertainment】

アンコールでメンバーが思いを込めてコメント

HOSHI「今年はスタジアムツアー、ドームツアー両方できることになって、本当に幸せでした。僕の20代をこんな風に輝かせてくださってありがとうございます。僕にありたっけの愛と関心を寄せてくれてありがとうございます」

VERNON「来てくださったCARATの皆さんありがとうございます。コンサート楽しんでくださったらうれしいです。これからもいい思い出をプレゼントできるように頑張ります」

MINGYU「今日はとっても楽しかったです。これからも僕らとCARATの皆さんの関係と青春を守るために、一生懸命いい音楽を届けていきたいと思います」

DINO「トロッコに乗りながら、CARATの皆さん本当に待っていてくださっていたんだなと感じることができました。TMI(おまけ情報)を言いたいと思います。7年ぶりにイヤモニを新しくしました。ブラックのイヤモニです」

JOSHUA「今日の公演はどうでしたか? 楽しかったですか? CARATの果てしない愛の力で僕も本当に幸せでした。皆さんからもらった愛を忘れずに恩返しするジョシュアになります。愛してます」

THE 8「今日CARATの皆さんのおかげで本当に幸せでした。これから寒くなるので暖かくしていつも元気で笑っていてほしいです。僕もCARATの皆さんの力になれるように頑張ります」

DK「大きな会場をいっぱいにしてくださって本当に感謝します。皆さんがいなかったらこんなすてきなステージにならなかったと思います。のどが痛いのにきれいな声で叫んでくれてありがとうございます」

WOOZI「CARATの皆さん本当にありがとうございます。いつも皆さんを思いながら歌っています。毎日元気で幸せに過ごしてください」

WONWOO「JEONGHANとJUNの分まで僕たち頑張りましたけど、大丈夫でしたか? また、13人で戻ってきます。今日は月がきれいですね。ありがとうございます。ウォヌでした」

SEUNGKWAN「僕たちは今年9周年迎えました。誰かがもっていたボードに『10年後もここで会おうね』って。それまで会えるように一生懸命頑張ろうと思いました。これからもメンバーのみんなと音楽をやり続けたいです」

S.COUPS「待っていてくれて本当にありがとう。僕の夢は10年後も東京ドームでコンサートをできるアイドルでいたいってことです。一緒に年老いていきたいんだよ(笑)。これからもよろしくお願いします」

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