お笑いコンビ・FUJIWARAの藤本敏史が22日、読売テレビ『上沼・高田のクギズケ!』（日曜午前11時40分）に出演。昨年10月に自家用車で接触事故を起こし、活動自粛後の今年2月に復帰した藤本は1年ぶりの出演となった。

　MCの上沼恵美子から「ご出所、おめでとうございます」と迎えられ、藤本は「入ってないです。務所帰りじゃないです。今のご時世、務所入ったら出れないです、テレビは」と返した。

　自粛中について、上沼が「どないしてたん？　家にこもってたん？」と聞くと、藤本は「ほとんどそうですけど」と返答。日々の食事は「コンビニでちょろっと買って」と話すと、上沼は「コンビニで言われるやろ？　店員さんに“おっ、藤本さん、いいんですか？　”言うて」とひと芝居。笑いが起きる中、藤本は「だからウーバーイーツとか」と明かし。「人に会うのがちょっとあんまりっていうのがありましたけど。なんで、もうほぼずっと家に。暗くなったら寝て」と当時の生活を振り返った。

　上沼が「テレビとかは見たの？」と質問すると、「見れませんでしたよ、それは。バラエティーはちょっと」と告白した。上沼は「そりゃそうだ。“僕が出てたかもわかれへんのに……。もう出ることはない”とかな。そら落ち込むわ。見られへんわ」と同意。藤本が「“このまま多分、僕なんて忘れ去られてしまう”と。それはありましたね」と思いを打ち明けると、上沼は「忘れてたわ。きょう（あいさつで）“藤本です。お久しぶりで”って。“うわ～”っと思ったもん。“誰やっけ？”って」といじった。

　藤本は「上沼さん、ちょっといいですか」というと、「こういうことをしでかしてしまったっていうので、“迷惑かけたな”と思ったので、上沼さんに電話さしてもうたんですよ。何回か電話さしてもうてるんですけど、上沼さん1回も出てくれはりませんでしたよね」と訴えた。「怪しい電話な」と反応した上沼は、「普通かかってきたら、誰々って（名前が）出るでしょう。出ないわけよ、“不審者”って出るわけよ。それでね、それがイヤで（大阪の）箕面警察に言いに行こうかな思うて」と発言。「あなた、ホンマに入ることになったんやで」と話して笑わせた。

　藤本は「上沼さん、何で僕のこと（電話番号）を登録してないんですか」と嘆くと、上沼は「登録する必要ないやんか。何のためによ。どんな関係やねん。思い上がるな」と言い放つと「スマホで電話に出ないことにしてんねん。メールちょうだい、メール」と要請。藤本が「すいません。メールって上沼さんに対して失礼かなと思ったんで」というと、「全然。電話の方が失礼」と返した。藤本が「そうなんですか。知らなかったんで」と謝罪すると、上沼は「謙虚になったね。“すいません。知らなかったんで”。前の藤本はこんな言い方せえへんかったで」とコメント。「これが人間、やっぱり苦労せんとあきませんな」と話した。

　区切りとして視聴者への謝罪を指令された藤本が「このたびは、皆様に多大なるご迷惑…」というと、上沼がカメラにカットイン。藤本は「やめてください。オレがふざけてるってなるんですよ」とあわてた。上沼は「助けよう」と思ってと言い、ますだおかだ・岡田圭右は藤本の元妻・木下優樹菜の“チョリ～ス”ポーズを強要。藤本は微妙な指の形の違いを指摘し、「オレのもんやし、これ。離婚の時、財産分与でもらったやん。チョリ～ス」とさすがのボケをかました。上沼は笑いながら「調子出てきてんねん。ゆっくりしたらええねん」と藤本の復活を感じた様子だった。