プロレスの楽しみ方は無限大 「たら、れば」大いに結構【連載vol.1】

プロレスファンの心は自由

「まだ見ぬ強豪」は、来日しない方が良かったことも正直あったが、それでもワクワクさせられた。あの選手と対戦したら? タッグを組んだら? などと想像を膨らませたものだ。

 それは現代も同じ。例えば「ローラン・ボックの息子」と聞けば、一瞬にして想像の翼が広がる。どんな風貌なのだろう? どれだけ強いのだろう? 誰と対戦したら名勝負になるだろうか?

「たら、れば上等!」と、鱈とレバーを酒の肴に盛り上がるツワモノもいる。「どうせなら2倍、3倍、楽しんじゃおう!」と、チーズ鱈とレバニラでプロレス談義に花を咲かせたという。

 プロレスファンの心は自由だ。1人ひとりが、心の中の自分のリングに最強のレスラー、最高の技、ベストバウトがある。

 プロレスの楽しみ方は無限大。「たら、れば」で、プロレスワンダーランドに飛び込もうではないか。

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