笑い飯・哲夫、9年ぶりM-1審査員で「守秘義務」を告白 「一生懸命うそつきました」

2010年の『M-1グランプリ』王者である笑い飯の哲夫が18日、水曜レギュラーを務めるFM大阪『赤maru』(月~水曜午後2時)に出演。22日に行われる今年のM-1決勝で、15年以来9年ぶりに審査員を務めることについて言及した。

笑い飯・哲夫【写真:ENCOUNT編集部】
笑い飯・哲夫【写真:ENCOUNT編集部】

『赤maru』で」言及

 2010年の『M-1グランプリ』王者である笑い飯の哲夫が18日、水曜レギュラーを務めるFM大阪『赤maru』(月~水曜午後2時)に出演。22日に行われる今年のM-1決勝で、15年以来9年ぶりに審査員を務めることについて言及した。

 今回の審査員は中川家・礼二、博多華丸・大吉の博多大吉、ナイツ・塙宣之、海原やすよ ともこの海原ともこが続投し、哲夫、アンタッチャブル・柴田英嗣、NON STYLE・石田明、オードリー・若林正恭、かまいたち・山内健司が加わった。代わりに活動休止中のダウンタウン・松本人志、サンドウィッチマン・富澤たけし、山田邦子が外れ、7人から9人体制となった。

 共演するタレントの赤松悠実から「大変やね。審査員」と切り出され、哲夫は「ありがとうございます」と返答。赤松が「もう、やらしい。言うてえよ~。なんでみんなと一緒にタイミングで知んの。毎週、毎週一緒にやってんのに」と悔しがったが、「言うたらあかんねんもん。それね、守秘義務なんですよ」と話した。「いつから知ってたんよ~」と聞かれると、「そんなおばちゃんやないねんから」とかわした。

 哲夫は「ああいうのんて『やるんですか』とか聞かれるときあるやん。『いや、そんなんやりませんよ』とか『そんな話ないですよ』とかって正面切ったウソやんか。そやねんけど、正面切ったウソ以外やったら、ちょっと漏れてまうやん。『そやで』って言うてもあかんやんか。『そうなんですか?』『いや冗談やって』みたいな感じにすんのもなんかちゃうやん。微妙な感じで、『やらないんですか』って言われて『いやあ、ねえ』でもちょっとバレそうやん」と語った後、「だからホンマ心を鬼にして、今回は『何も言われてないですよ。やりませんよ』って言うてた」と告白。赤松から「うそついてたんやね」と言われ、「一生懸命うそつきました」と返した。

 赤松は、今回の審査員はリニューアル感があるとコメント。哲夫は「大きな存在の松本さんが今回不在ってことやから、『その代わりは一体、誰なのか』っていうので世間はワーッとなってましたよね」と話した上で、「一点集中でとかやったら余裕で断ってたと思うけどね。『松本さんがいらっしゃらないんで、その代わりに笑い飯の哲夫』というたら、『そんなん、それはちゃうわ』言うて」と見解を披露。それでも、直後に「それはちょっと…。でも、どやろなあ、めっちゃ喜んでやってったかなあ」と笑った。

「劇場の若手のネタは見ないようにしてた」と説明

 赤松が「そうなったとしても誰も『ええ?』ってならんというか」と言うと、「ええ?ってなるよ」と謙遜。赤松が「『来たか』と。だって笑い飯以上にM-1のステージに立ってんのMC以外にないわけでしょう?」と重ねると、哲夫は「でも、そんなんあんま覚えてへんで、みんな。言われたら思い出してくれる人、おるやろけどな。中には」と返答。「ホンマ9年連続で(決勝)。そんなこともあるし、5位以上しかとったことないし、最終決戦には5回出場してるし。こんな成績残してるのって、俺らしかいてないねんけど」と大会での功績をよどみなく伝えた。

『THE W』では19年から6年連続で審査員を務めている哲夫は、「お笑いマニア」の部分に自信を持っているとし、M-1審査員に加わることへの思いを明かした。歴代王者が審査員を務めた15年の時とは味わいが違うのではと問われ、「レギュラー審査員メンバーの一員みたいな雰囲気があるからね、今回は。前はちょっと特別バージョンみたいな感じやったけどね。緊張感はすごいですよ」と重圧を打ち明けた。

 今回は外れた富澤が、公平を期すため若手の情報を入れないようにしていたと紹介されると同意。「僕も審査とかになった時のために、『もしM-1とかで』ってなったらあかんから、劇場の若手のネタは見ないようにしてたんです。もしかしたらと思ってね」と明かした。赤松から「意識してたんや」といじられ、「するがな! するって」と白状。再びM-1での実績自慢を口にした。あえて事前に情報を把握する人もいるが、「僕は初出しもんとして見たいなって。『ここ知ってる』ってなったら、自分の中の採点基準がごちゃごちゃになりそうで」と話した。

 赤松が昨年覇者の令和ロマンの見方が難しそうと言うと、哲夫は過去にも例(フットボールアワー、NON STYLE、パンクブーブー)があるとコメント。「俺らもそれを宣言してたからね。『M-1優勝して、もう1回優勝するっていうのは前代未聞やから、それをするために出続けるって考えてますが』っていうて、結局最後まで優勝できんかった」と笑いながら振り返った。

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