俳優の堤真一が18日、都内で行われた映画『室町無頼』（2025年1月10日IMAX先行上映、同17日全国公開）のジャパンプレミアに出席した。家族とのプライベートエピソードを語った。

“燃やしてでも帳消しにしたい2024年の出来事”を問われて堤は「キャンプに行って、娘と娘の友達の家族と」とプライベートのエピソードを話し始めた。「『薪が足らないな』と思って……キャンプ場で売ってる薪ってあんまり燃えないんですよ。ちょっと細かくしたほうがいいんで、薪を細かくしているときに、ナタでここ（指）をグサッ！　っと……」と告白。

　会場から悲鳴が起きるも、それにかぶせるように同作主演の大泉洋が大声で「え～っ！　ナタデココを食べたの!?」と大ボケをかまし、堤が「おかしいだろ！」とツッコミを入れ、話を継続。「ナタがグサッ！　と刺さって。で、キャンプ場じゃないですか。『どうしよう』となって、嫁さんが『これ、あかん。バンドエイドで止まる程度じゃない』と。結局4針縫った」と言うと、会場からどよめきが。

　次いで堤は「そのときに、嫁さんが病院の電話調べて、うちの娘が、5年生なんですけどティッシュとかで『いい？　ずっとここ！　ここ押さえてるのよ！　大丈夫』って。ず～っと。で、知り合いの人が迎えに来てくれて、そこから病院に行くことになった。それで大丈夫となった。それまで気丈だった娘に僕が『病院行くよ』と言ったら、ボロボロボロボロと泣き出して。でも……しっかりしてたね。かわいかった」とデレデレ。急に親バカっぷりを示し、会場を笑わせた。

　同イベントには、なにわ男子の長尾謙杜、松本若菜、北村一輝、柄本明、入江悠監督も出席した。

　同作は、昨年直木賞を受賞した垣根涼介氏の同名小説が原作のアクションエンターテインメント。室町時代の応仁の乱前夜の京を舞台に、己の腕と才覚だけで世を泳ぎ、ひそかに倒幕と世直しの野望を抱く無頼漢で剣の達人、主人公・蓮田兵衛（はすだ・ひょうえ、大泉）と、彼のもとに集結した「アウトロー＝無頼」たちの闘いを描く。長尾は、兵衛に拾われ、身も心も成長する才蔵を演じた。堤は、悪党一味の首領・骨皮道賢を演じた。