Snow Man、初の5大ドームツアー 東京公演で岩本照は活動再開「かなり順調です」とアピール

Snow Manが15日に東京ドームで、自身初の5大ドームツアー「Snow Man Dome Tour 2024 RAYS」の東京公演を開催した。鼻の中にできた良性の腫瘍切除手術を受けた岩本照は、本公演から活動を再開。初となる演出を盛り込んだ構成で全35曲を披露し、ファンを魅了した。

衣装はすべてラウールが担当した
衣装はすべてラウールが担当した

アンコール含めた全35曲を披露

 Snow Manが15日に東京ドームで、自身初の5大ドームツアー「Snow Man Dome Tour 2024 RAYS」の東京公演を開催した。鼻の中にできた良性の腫瘍切除手術を受けた岩本照は、本公演から活動を再開。グループにとって初の演出を盛り込んだ構成で全35曲を披露し、ファンを魅了した。(取材・文=水谷賀奈子)

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 本ツアーは10月30日に発売した4枚目のオリジナルアルバム『RAYS』を引っ提げた全国5大ドームツアーで、5都市13公演で61.5万人を動員する。9つの光線(RAYS)が世界を駆け巡り、ライブパフォーマンスを繰り広げるという構成になっている。東京公演の初日となった15日の公演をレポートする。

 オープニングは、映像と独自の演出でメンバーが1人ずつ登場。火に水、バイクの使用や上空からの登場など9人の個性を詰め込んだ。9人全員がメインステージにそろい、メンバーの岩本が「東京、騒いでいこうぜ!」とあおると、アルバムのリード曲『EMPIRE』のイントロが流れた。ダンスを武器とするSnow Manによる体を大きく使ったダイナミックな振り付けに、高さ12メートルまで上がる噴水と約500発の炎が加わり、幻想的な世界を作り出した。

 2曲目の『Dangerholic』は高さ5.5メートル、幅26.5メートルと横に大きく広がったムービングステージを使って、移動しながらのパフォーマンスとなった。

 メンバー紹介ラップ曲『Nine Snow Flash』では、曲中にコール&レスポンスや一人ずつせりふを言う箇所があり、ファンと直接コミュニケーションをとった。11月29日から鼻の中にできた良性の腫瘍切除手術を行うために活動制限していた岩本は、本公演から活動を再開。楽曲によっては黒のマスクを着用しての出演にはなったが、元気よく「ただいま!」とあいさつすると、ファンは大きな歓声で応えた。

『LOVE TRIGGER』『リンディーララ』『endless night』は岩本が振り付けを担当しており、色気あふれるダンスで9人の大人の魅力を駆り立てるシーンとなった。

 続く『星のうた』は、渡辺翔太と向井康二のユニット曲だ。マイクを片手にメインステージへと登場するとスクリーンいっぱいに広がる星空の映像を背に、歩きながら時には目を合わせながら、2人のハーモニーを会場に響かせた。

『ドレス&タキシード』では、9人が地上約24メートルまで上昇する直径8.3メートルの気球に乗って歌唱。本ツアーグッズのペンライトに施された“特別モード”を使用した演出となっており、会場に集まったファンのペンライトが同じタイミングで順に9色に光ると、東京ドーム会場全体が一つになった。

新曲『SBY』も披露した
新曲『SBY』も披露した

MCはSnow Man公式YouTubeにて生配信も

 MCタイムには、Snow Man公式YouTubeにて生配信も実施。配信を見ているファンにもあいさつをした後、新曲『SBY』を初披露した。初披露とは思えないほどにダンスは見事にそろっており、Snow Manのパフォーマンス力を魅せつけていた。

 生配信が終わっても続くMCでは「さらけ出していこうか」とリラックスモードへ突入した。早速、宮舘涼太が「(衣装の)ズボン破けました!」とまさかの告白。向井と渡辺がチェックする場面も見られ、会場は笑いに包まれた。

 そして、改めて岩本の活動再開の話題に。ファンからの「ひかる、おかえり!」に、岩本は「ただいま」と照れ笑いを見せながらも「Snow Manのファンってあったかいな。かなり順調です!」と体調の回復をアピールした。

 後半に入るとシャツとネクタイ、デニムなどの衣装で先ほどとは雰囲気を変えて登場した9人。『Grandeur』『Crazy F-R-E-S-H Beat』といったダンスナンバーでは、特効やレーザー照明を駆使し、後半もスタートからギアは全開だ。

 深澤辰哉と阿部亮平と宮舘のユニット曲『ナイトスケープ』は、3人がメインステージの異なる場所で歌い始める。夜の街をさまよい、最後には3人が1つの場所へと集まり、朝日に照らされるなかで「輝き増してゆく」との歌詞とともにハイタッチをして終わるというストーリー性が感じられる演出となっていた。

 続く『Hot Flow』は目黒蓮と佐久間大介によるユニット曲だ。2人は以前から一緒にお風呂に入る機会が多かったことから“風呂友”と公言していた。バスタブに入った状態でシャワーヘッドと風呂桶を手に登場し、「一番風呂」という歌詞や頭を洗うような振り付けで“風呂友”の絆を見せつけた。

 最後にユニット曲を披露したのは、岩本とラウールの『GLITCH』だ。2人は全身黒に統一したジャケット衣装で登場。首や肩、指先と足先までの細かい動きを活かした振り付けとなっており、メンバーの中でもとくにダンスが得意かつ高身長な2人が“映える”一曲となった。

 ラストスパートは『タペストリー』からスタート。本公演の衣装はすべてラウールが担当しており、最後は金・黒・赤の3色に和柄があわさった衣装をまとった。ファンからも人気のダンスナンバー『Cry out』は炎を使った演出で歌い踊り、9人のアドレナリンが爆発。勢いで衣装のジャケットを脱ぐメンバーも見られ、東京ドームの盛り上がりは最高潮へと達した。

 本編最後の曲を前に、岩本は「みんなのおかげで、9人そろって東京ドームに帰ってくることができました。感謝しています。そんな僕たちは、来年1月22日にデビュー5周年を迎えます。いつも自分たちのことのように盛り上げてくれて愛をくれるみんなのおかげです」とファンに言葉を送った。そして、9人は感謝の気持ちを『Dear.』に込めて会場全体を歩きながら歌い、本編は幕を閉じた。

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