初代タイガーと25年ぶり“再会”果たした小川直也、対談直後の心境を告白「すべて猪木さんのおかげ」

4日、YouTubeチャンネル「初代タイガーマスク 佐山サトル【公式YouTube ch】」と「小川直也の暴走王チャンネル」で、25年ぶりとなる両者の再会動画が公開された。そして公開から11日がたった15日、「暴走王チャンネル」に最新動画が公開された。

初代タイガーマスクと小川直也が25年ぶりに“再会”
初代タイガーマスクと小川直也が25年ぶりに“再会”

再会場所の猪木元気工場(IGF)は小川が提案

 4日、YouTubeチャンネル「初代タイガーマスク 佐山サトル【公式YouTube ch】」と「小川直也の暴走王チャンネル」で、25年ぶりとなる両者の再会動画が公開された。そして公開から11日がたった15日、「暴走王チャンネル」に最新動画が公開された。

「神回すぎる」「感動しました」「最高でした!」

 4日、初代タイガーマスク 佐山サトルと“暴走王”小川直也の対談が公開された動画には、数多くのそんなコメントを確認することができる。

 そして公開から11日がたった15日、「暴走王チャンネル」にて最新動画が公開されたが、その内容は、佐山サトルとの対談前後の未公開場面を含めたものになっていた。そこでは、佐山を待つ小川の様子や、25年ぶりに再会した際の小川の感想が語られている。

 動画によると、小川は佐山との再会直前、その心境を「ドキドキしています。初恋の人じゃないけど、そんな感じですね」と話し、豪快に笑って見せた。

 また、その頃の佐山の印象を問われると、次のように話す。

「ホントにいいお兄さんですよ。いい兄貴。アニキーって感じで、ホント兄貴のように慕ってましたからね。もうねえ、語り尽くせないくらいの濃い時間を過ごしましたから。夜な夜なファミレスに行ったり。緊張しました。なかなか人に会うことで緊張するってこと、そうないですよ。ガチ。ガチ緊張」(小川)

 さらに小川は、「やっぱここに来るのも、(佐山)本人はこだわってたんだけど、ここが一番いいって、僕が提案しましたね」と話し、両者の再会場所が小川の提案によって、両者の師匠・アントニオ猪木のライセンス管理を行っている、猪木元気工場(IGF)になったことを明かした。

 両者の再会は、車椅子に乗った佐山がエレベータから降りてくる場面を小川が迎え入れた感じになったが、その際は小川から佐山に「こんにちは」と笑いかけ、佐山が「元気?」と呼応すると、小川が「元気です」と返し、続けて小川が「佐山さんは元気ですか?」と訊(たず)ねると、「元気ないよー」と佐山が口にする。

 思わず「ウエー、なんでですか?」と返答する小川。その後、「ご無沙汰してます」と佐山と小川が25年ぶりに熱い握手を交わした。

 その際、小川は「会いたかったです、ホントに」と口にすると、「オーちゃん、話がいっぱいあるよ」と佐山。これに小川が「ホントに? よかったです」と返答し、両者は25年ぶりの再会を喜んだ。

 対談自体は、4日に公開された動画(双方のチャンネルで別バージョンを公開中)にしっかりと収められているが、両者は“1・4事変”と言われる小川直也と橋本真也による、世紀の“不穏試合”(1999年1月4日、東京ドーム)を含めた、当時の懐かしい話を振り返りながら旧交を温めた。

小川直也は師匠・猪木の写真の前で、初代タイガーと“再会”し固い握手を交わした
小川直也は師匠・猪木の写真の前で、初代タイガーと“再会”し固い握手を交わした

「オーちゃん」の名付け親は佐山だった

 対談が終わると、佐山は「オーちゃん、ありがとう。近いうちにまた連絡します」と口にし、再び車椅子に座り直すと、元来たエレベータへ。両者が別れる際には、エレベータに乗り込んだ佐山に、小川から「佐山さん、元気で」「近々またお願いします」と口にしながら再び握手を交わした。

 対談終了後、小川は「この話が決まってからは、実は本当に楽しみにしていたんです」「佐山さんの体調を考えて、もっと長い時間を共有したかったんですけど、少ない中でもホントに実りある、凝縮されたいい話を聞かせていただきましたし、これを機に、しっかりやっていきたいと思っております」と語り、気を引き締めた様子。

 対談中、話題が“1・4事変”になったことについては「佐山さんがどこまで暴走するのかなって聞いてたんですけど、ちゃんと心得て、これ以上話すとっていうのをうまく心得て、さじ加減が素晴らしかったです」と佐山の判断を賞賛した。

 なお、小川は佐山がパーキンソン病とメニエール病を併発していることに触れ、「大変だと思います。僕、メニエールの方に知り合いがいるんですけど、船酔いのカタチがずーっと続くって言うのを聞いていたんで、多分、佐山さん、相当ツラいんじゃないかなって」と話しつつ、佐山の体調を気遣った。

 驚いたのは、小川は佐山との再会に関して「あの時の、25年前に会っていた時の感覚で話してました。多分、佐山さんもそういう感覚で話していて。当時の佐山さん、オーちゃんの関係で話せたんで、感無量です。これ以上はないご褒美でした」と語ったかと思うと、「実は(佐山が)オーちゃんの名付け親なんです」と明かし、「ホントはね、オタクのオーちゃんなんです。小川のオじゃないです。オタクのオなんです」と衝撃の事実を告白。

 それでも小川にとって25年ぶりの再会は、さまざまなものが去来したのか、「いやー、いい思いしかないね。ホントにプロ生活、渡り歩いて行けたのも、佐山さんのおかげですし、プロとはなんぞや。プロのイロハ全てを。まあね、兄貴分である佐山さんから教えていただいたと。そういうことです」としみじみ。

「ホントは猪木さんがいれば最高だったんです。また三人で、トリオで話ができたんですけど、まあ、それはね。今日、猪木さんのところ(猪木元気工場)で、佐山さんと久々に会って、これを機にまた、楽しくいい関係で行けたらいいなあと思っています」と語り、改めて両者を結びつけた師匠・猪木がこの世にいないものであることを悼んだ。

 それでも最後は「ホントに全て猪木さんのおかげです。猪木さんがいなければこういう出会いもなかったですし、猪木さんという人が全てキーワードでした。今日は楽しい時間をありがとうございました」とまとめた。

 ちなみに両者の再会動画は、双方のチャンネルを合わせて、12万回の再生回数を記録。現在も日々、アクセスされ続けている。

次のページへ (2/2) 【動画】「感無量」と語った実際の映像
1 2
あなたの“気になる”を教えてください