にぼしいわし、こだわり続けた漫才で『THE W』8代目女王に 次なる目標はM-1「優勝したい」

女性芸人の中から一番面白い“笑いの女王”を決定する『女芸人No.1決定戦 THE W 2024』で芸歴12年目のお笑いコンビ・にぼしいわしが悲願の優勝を果たした。生放送終了後に行われた囲み会見で、香空にぼし(きょうから・にぼし)、伽説いわし(ときどき・いわし)が喜びを語った。

『女芸人No.1決定戦 THE W 2024』で優勝を果たしたにぼしいわし【写真:ENCOUNT編集部】
『女芸人No.1決定戦 THE W 2024』で優勝を果たしたにぼしいわし【写真:ENCOUNT編集部】

2年ぶり4度目の決勝進出で悲願の初優勝

 女性芸人の中から一番面白い“笑いの女王”を決定する『女芸人No.1決定戦 THE W 2024』で芸歴12年目のお笑いコンビ・にぼしいわしが悲願の優勝を果たした。生放送終了後に行われた囲み会見で、香空にぼし(きょうから・にぼし)、伽説いわし(ときどき・いわし)が喜びを語った。

 2年ぶり4度目の決勝進出となったにぼしいわしは、Aブロックの3番手で登場し、ぼる塾、もじゃに勝利してファーストステージを突破。ファイナルステージでは、紺野ぶるま、忠犬立ハチ高との決戦を制し、8代目女王の称号を獲得した。

 優勝直後の心境についていわしは、「漫才2本で優勝できない大会と芸人界隈では言われていて、でも勝ってやるぞと思っていた。結果が出てうれしいです」と、こだわり続けた漫才で栄冠を勝ち取り満面の笑み。事務所に所属しないフリー芸人で初優勝を飾ったことへは、「控えめに言ってすごいですよね」と自画自賛し、「フリーで頑張るからには売れないと意味がない。一歩、フリーでも売れているというのを達成できたと思っております。(優勝賞金の)1000万円が入ったので、事務所とかも個人で作ってやりたいです」と明かした。

 ほかの賞金の使い道を聞かれると、にぼしが「東京の道はアップダウンが強いので、電動自転車がずっと欲しかった。でも、マシンガンズの滝沢(秀一)さんが『優勝したら1人1台買ってあげる』と言ってくださったので、その分おいしい物を食べに行こうと思っています」と回答。「次なる目標は?」という質問には、いわしが「M-1で優勝したいです。準決勝にも行けていないので」と話し、早くも漫才日本一へ闘志を燃やした。

 今後は女王として芸人人生を歩むことになる。にぼしは「ネタ番組に出させていただきたいです」、いわしは「テレビ出演はTHE Wくらい。オダウエダは大親友なので、聞きながら頑張ります」とコメント。6日後(12月16日)には、下北沢で新ネタライブを開催することが決まっており、いわしは「優勝してもやると言ってしまったので、今から新ネタを4本書きます」と、女王は優勝の余韻に浸る間もないようだった。

 にぼしいわしは、ともに1992年生まれで、高校の同級生だった2人が在学中に結成。高校3年生でハイスクールマンザイに出場し、その後は大阪NSCを経て、2013年にプロデビュー。20年からフリーで活動し、23年には拠点を東京に移した。

 今年は、過去最多の903組がエントリーし、決勝には、やました、ぼる塾、にぼしいわし、もじゃ、レモンコマドリ、おかずクラブ、紺野ぶるま、キンタロー。、忠犬立ハチ高、エルフ、足腰げんき教室、河邑ミクの12組が進出。審査員は、川島明(麒麟)、田中卓志(アンガールズ)、哲夫(笑い飯)、野田クリスタル(マヂカルラブリー)と、新たに加わった渡辺江里子(阿佐ヶ谷姉妹)、森田哲矢(さらば青春の光)が務めた。

○女芸人No.1決定戦 THE W 歴代優勝者
2017年 ゆりやんレトリィバァ
2018年 阿佐ヶ谷姉妹
2019年 3時のヒロイン
2020年 吉住
2021年 オダウエダ
2022年 天才ピアニスト
2023年 紅しょうが
2024年 にぼしいわし

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