小倉智昭さん、死因は「膀胱がんのため」 葬儀は家族葬、後日「お別れの会」を予定
フリーアナウンサーの小倉智昭(おぐら・ともあき)さんが膀胱がんのため逝去したことを10日、所属事務所が発表した。享年77。
「家族に見守られながら自宅にて息を引き取りました」と最期の状況を伝えた
フリーアナウンサーの小倉智昭(おぐら・ともあき)さんが膀胱がんのため逝去したことを10日、所属事務所が発表した。享年77。
株式会社オールラウンドの公式サイトは、「弊社所属 小倉智昭(おぐらともあき)が、12月9日15時8分、膀胱がんのため逝去いたしました」と報告し、「享年77でした。2016年に膀胱がんを患って以来、長期にわたり闘病生活を送ってきました」と説明。
「2018年に膀胱を全摘出したものの、2021年に肺に転移。根治を目指し様々な治療を行ってきましたが、2023年に腎盂(じんう)がんが見つかり同年12月に左腎臓を全摘出しました。その後、入退院を繰り返しながら治療に励んでいましたが、先月に入り強い腰痛を訴え検査したところ、骨盤、腰椎および髄膜に転移がみられました。今月に入り体調が急変し、昨日家族に見守られながら自宅にて息を引き取りました」と最期の状況が伝えられた。
これまでの活動について、「仕事に対する意欲が強く、先日まで積極的に仕事をこなす姿が目に焼きついています」と振り返り、「生前に賜りましたご厚誼に深く感謝するとともに、ここに謹んでお知らせ申し上げます」と追悼の意を表した。
「ご家族の意向により葬儀は家族葬にて執り行い、後日『お別れの会』を予定しております。自宅へのご弔問、取材などはご家族の心中をお察し頂きご遠慮くださいますよう、切にお願い申し上げます。ご供花、ご供物、お香典等はお気持ちのみでご遠慮いたします」と呼びかけた。
秋田県生まれの小倉さんは、中学で東京の世田谷に転居。独協大を卒業後の1970年、東京12チャンネル(現テレビ東京)にアナウンサーとして入社した。故大橋巨泉さんの勧めで76年、フリーアナに転身。TBS系クイズ番組『世界まるごとHOWマッチ』の出題を担当し、「1秒間に18文字の原稿を読める男」として知られて脚光を浴びた。99年からフジテレビ系『情報プレゼンター とくダネ!』で総合司会を務めた。大の西武ライオンズファンとしても知られた。