フジアニメ枠、午後11時台に引っ越し 新「ノイタミナ」1作品目は『謎解きはディナーのあとで』
2005年に放送を開始したフジテレビのアニメ枠“ノイタミナ”。「アニメの常識を覆したい」という思いから、「Animation(アニメーション)」のつづりを逆からローマ字読みして名付けられた本アニメ枠は、長らく深夜に放送してきたが、放送20周年を迎える来年4月に、全国フジテレビ系・23時台へ放送枠を“引越し”することが9日、発表された。併せて、新“ノイタミナ”1作目として、テレビアニメ『謎解きはディナーのあとで』の放送が決定した。
花澤香菜、梶裕貴、宮野真守ら豪華キャスト出演
2005年に放送を開始したフジテレビのアニメ枠“ノイタミナ”。「アニメの常識を覆したい」という思いから、「Animation(アニメーション)」のつづりを逆からローマ字読みして名付けられた本アニメ枠は、長らく深夜に放送してきたが、放送20周年を迎える来年4月に、全国フジテレビ系・23時台へ放送枠を“引越し”することが9日、発表された。併せて、新“ノイタミナ”1作目として、テレビアニメ『謎解きはディナーのあとで』の放送が決定した。
本作は、テレビドラマや映画、漫画、舞台など数多くのメディアミックスで話題を呼び、シリーズ累計495万部を突破している東川篤哉氏の大人気ミステリー小説『謎解きはディナーのあとで』(小学館刊)が原作。このたび、本作のメインキャラクター3人を演じるキャストも解禁となった。
東京都国立市を舞台とした本作で、国立署の刑事でありながら、銀行、電機、鉄鋼、流通、アパレル関係から印刷、出版まで幅広く手がける世界的に有名な複合企業「宝生グループ」の令嬢という2つの顔を持つ宝生麗子(ほうしょう・れいこ)を演じるのは花澤香菜。そんな麗子の執事兼運転手であり、鋭い推理力と毒舌を持ち合わせた影山(かげやま)を演じるのは梶裕貴。影山は麗子が難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談する相手で、「お嬢様の目は節穴でございますか?」と暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつ、鮮やかに謎を解き明かしていく。
また、国立署の警部で、麗子の上司でもある風祭京一郎(かざまつり・きょういちろう)を演じるのは宮野真守。風祭は「風祭モータース」の御曹司であり、刑事らしからぬ真っ白なド派手スーツで現場に現れるが推理力はからっきしだ。
3人のコメントも到着。花澤は「このアニメならではの魅力は、コロコロ変わる表情とダイナミックなアクションで魅せるキャラクター達の会話劇にあると思います」と作品の魅力を、梶は「オーディションの際、執事っぽさと毒舌の加減を、自分の中で徹底的に探りました。合格のご連絡をいただいた時は、心臓の激しい鼓動を感じるくらいうれしかったです」とオーディション時の意気込みを、そして宮野は「スマートだけど、カッコつけだったり、コミカルなリアクションもたくさんあるので、とにかくアフレコでは、テンションマックスで頑張っています(笑)」とアフレコへの意気込みを語った。
さらに、本作のキービジュアルとティザーPVも公開。キービジュアルには、麗子と影山、風祭が並び、名ぜりふ「お嬢様の目は節穴でございますか?」の文字が目をひく。そしてアニメーション映像初公開となるティザーPVでは、令嬢であり刑事である麗子の姿が描かれ、影山の毒舌がさく裂。2人のコミカルな掛け合いが繰り広げられている。本PVはフジテレビアニメ公式YouTubeチャンネルで視聴可能だ。
そして、制作スタッフ情報も一部公開。キャラクター原案は『プロミス・シンデレラ』『ホタルの嫁入り』などを手掛ける橘オレコ氏。監督には『ダイヤのA』『しろくまカフェ』などを手掛けた増原光幸氏、シリーズ構成には『宝石商リチャード氏の謎鑑定』『バーテンダー 神のグラス』などを手掛けた國澤真理子氏、キャラクターデザイン・総作画監督には映画『金の国 水の国』などを手掛けた河田泉氏、音楽にははまたけし氏を迎え、アニメーション制作はマッドハウスが担当する。