格闘技エンターテインメント「BreakingDown14」が8日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ（コミュニティアリーナ）で行われた。BreakingDownバンタム級王者の活躍が視聴者の間で話題になっている。

　バンタム級王者ながらフェザー級1Dayトーナメントに出場した井原良太郎はここまで“当て勘”特化のスタイルで成り上がってきた。しかし1回戦の相手は昨年まで世界最高峰の舞台「UFC」で戦っていたタイソン・ナム（米国）。ランカーも経験している超強豪だ。

　1回戦はダウンを1度でもすれば負け、というルール。ナムの圧力に下がりつつも抜群のタイミングで放ったサイドキックで距離を取っていた。

　ハンドスピードの速いフックを被弾するピンチもあったが、残り15秒を切ったタイミングでカウンターの右ストレートをナムの顔面にヒット。間合いに入った瞬間に放った居合のような一発で下馬評をくつがえし勝利をつかんだ。

　準決勝ではRISEファイターのYURAと対戦。プロ無敗なだけあり、一発が重たい。ミドルキックで近づくことは許されず、近距離では強烈なパンチが飛んでくる。クリーンヒットにはならなかったが、ケージ中央から金網付近まで吹っ飛ばされる瞬間もあった。KOできず判定負けを喫した。

　格上相手に大健闘の井原に視聴者からは「階級上のRISEのランカーとあんだけやり合えるのすげぇ」「やべーな」「井原良太郎ってやっぱ強い」「集中力ヤバいよなぁ」「井原良太郎は全ての試合が面白い」「何でプロのYURAとやり合えてんだよw」「いやいや凄すぎるって！」などの声が上がっている。