俳優の吉高由里子が、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を生み出した主人公・紫式部（まひろ）を演じるNHKの大河ドラマ『光る君へ』（日曜午後8時）。第47回では刀伊の入寇で活躍した隆家（竜星涼）ら功労者への褒賞を話し合う陣定が行われる様子が描かれた。そこでは前例から褒賞に値する戦いではないとういう声も。それに実資（秋山竜次）が激昂する姿が描かれた。SNSでは実資に対して「いいぞ」と絶賛する声が飛び交った。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　第47回では異国の賊との戦いで大きな被害を被った現状と命がけで戦った人物の功績を重視した実資は、褒賞は無用という声に怒りをにじませた。「数百の民や牛馬を殺し、壱岐守をも殺めた重大なる出来事。その敵を撃退した者に褒賞を与えねばこの先、事が起きた時、奮戦する者はいなくなるであろう……命を懸けた彼らの働きを軽んじるなぞあってはならぬ」と叫んだ。

　SNSでは「素晴らしい」「カッコイイ」「実資有能」「良心」「実資最高」「素敵」「血が通っているのは実資だけ」「実資頑張れ」「実資だけまとも」「いいぞ」と実資を絶賛する声が飛び交った。

　一方、ビデオリサーチによると、8日午後8時からNHK総合で放送された大河ドラマ『光る君へ』の関東地区の平均世帯視聴率は10.0％（個人6.0％）だった。